2018.12.10

ウインターカップ女子注目選手（1）池田沙紀（岐阜女子）「高速ドリブルで会場を魅了するリーダー」

夏のインターハイ決勝では32得点をマークしてみせた池田[写真]=山口剛生

田島早苗

フリーライター

12月23日から29日の期間、武蔵野の森総合スポーツプラザにおいて「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催される。全国高等学校総合体育大会（インターハイ）、国民体育大会（国体）、そしてウインターカップを高校バスケ界の3大タイトルとしているが、ウインターカップは最も注目度が高い大会でもある。バスケットボールキングでは、そんな“真の年間チャンピオン”を決する冬の祭典を前に、今大会で注目すべき男女各5選手をピックアップした。　

■女子注目選手（1）池田沙紀（3年／岐阜女子高校／高校総体2位／岐阜県）

　今夏のインターハイ決勝後、コートの中央で喜ぶ桜花学園高校（愛知県）の姿をじっと見つめていたのが接戦の末に破れた岐阜女子高校（岐阜県）の選手たち。その中心にいたのがキャプテンを務めるガードの池田だ。

　昨年から主軸を担い、インターハイ、国体と2つの優勝に貢献。今年は大黒柱のバイ・クンバ・ディヤサン（現拓殖大学1年）が抜けたことで司令塔ではあるが、得点面での役割も大きく、パスやゲームコントロールのみならず、果敢にシュートも放っている。

　武器は何といってもドライブ。緩急を付けた動きでリングへと切れこむのだが、トップスピードに乗る速さがあり、高速ドリブルであっという間にディフェンスを抜き去りシュートを沈めるのだ。インターハイ決勝でもドライブを主体に32得点。これには桜花学園の井上眞一コーチも「守りづらい選手」と語ったほどで、その華麗なプレーは何度も会場をどよめかせていた。

　3冠獲得に王手を懸けて臨んだ昨年のウインターカップは、前日のケガでディヤサンが不出場となったことも影響し準々決勝敗退。「たくさんの人に支えてもらい、応援もしてもらった中で臨んだ大会だったので、恩返しをしないといけない分、負けたことはすごく申し訳ないと感じました」と、池田にとっても辛くて悔いの残る大会となった。満を持して挑む今大会、名実ともに岐阜女子のエースとなった池田は、観客を魅了するビックプレーでチームを3年ぶりの優勝へと押しあげる。

文＝田島早苗

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ウインターカップ女子注目選手（2）樋口鈴乃（精華女子）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181212/120240.html）
 
ウインターカップ女子注目選手（3）野口さくら（安城学園）
（https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20181214/121431.html）
 
ウインターカップ女子注目選手（4）星杏璃（昭和学院）
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