2019.01.18
■滋賀レイクスターズvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(@ウカルちゃんアリーナ)
1月16日19時5分
リーグ全体の首位を走る千葉ジェッツの壁は高く、前節の滋賀レイクスターズは連敗。ここまでは現時点での地区上位チームからも白星を勝ち取りながら、わずか6勝でシーズン後半戦を迎えることとなった。逆襲の後半戦へ、同じ西地区で2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズにも土をつけて士気を高められるか。
千葉戦は、前半で24得点しか奪えず完敗を喫した1戦目から、2戦目は第1クォーターで12点リードするなど奮起した。第2クォーター以降はすべて26失点以上と最後までディフェンスを立て直すことはできなかったが、89得点は栃木ブレックスに土をつけた第7節1戦目以来のハイスコア。特にマーカス・ブレイクリーは、リーグで2番目に低い3ポイント成功率の改善に寄与し得ることを示した。
一方の名古屋Dは中地区最下位の横浜ビー・コルセアーズに思わぬ苦戦を強いられた。1戦目はマーキース・カミングスが得点ラッシュを見せたにもかかわらず、97-97という打撃戦の末に延長に突入。延長の5分間を2失点に抑えて白星を拾ったが、2戦目は第1クォーターで14点ものビハインドを背負い、後半はクロスゲームに持ちこんだものの終盤にターンオーバーを連発して敗れた。1勝差に迫っていた京都ハンナリーズが連敗したため西地区2位をキープしているが、17勝14敗と“貯金”はわずか3つで勝負の後半戦に入る。
今季のこのカードは今節同様、ここまですべて平日開催。名古屋Dが3戦すべて制しており、残り2試合はアウェーでの対戦となる滋賀は、ホームでまず1つ借りを返しておかなければならない。そのカギは、攻守ともに3ポイント。名古屋Dは1試合平均の成功数が10本近くにのぼり、成功率もリーグ2位。クレイグ・ブラッキンズや安藤周人など、内外で得点できる選手をいかに抑えることができるか。3ポイントを決めること以上に、名古屋Dの持ち味を発揮させないディフェンスが求められる。
文=吉川哲彦
■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎
二ノ宮康平
紺野ニズベット翔
樋口大倫
マーカス・ブレイクリー
高橋耕陽
荒尾岳
ガニ・ラワル
狩野祐介
伊藤大司
ディオール・フィッシャー
鹿野洵生
中村功平
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
中務敏宏
笹山貴哉
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
ジャスティン・バーレル(インジュアリーリスト)
クレイグ・ブラッキンズ
満田丈太郎
小林遥太
菊池真人
笠井康平
マーキース・カミングス
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