2019.01.30
■レバンガ北海道vs京都ハンナリーズ(@北海きたえーる)
第1戦:1月25日19時5分、第2戦:1月26日14時5分
秋田ノーザンハピネッツとの差を詰めるべく臨んだ前節のレバンガ北海道は、第2クォーターを8失点に抑えるなど奮闘したものの、第3クォーターで逆に得点が伸びず、その後粘って1点差まで詰め寄ったがひっくり返すことはできなかった。秋田とは4勝差に開き、リーグ全体最下位の滋賀レイクスターズも1勝差に迫ってきている。今節は前節から中1日で臨むタイトなスケジュールだが、前節に続いてのホームゲームという利点を活かし、まずは2019年初勝利を挙げてムードを好転させたい。
同じく中1日だが、アウェーというハンデを負う対戦相手は京都ハンナリーズ。名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は最終的にハイスコアになった分、第2クォーターの10得点が勝敗に響く形となった。ただ、伊藤達哉の欠場によるガードの駒不足を岸田篤生が埋め、第4クォーターの追いあげに一役買ったことは収穫。今節を前に近忍が退団となったが、玉木祥護に続く2人目の特別指定選手として鶴田美勇士を獲得するなど、戦力の整備も進んでいる。
北海道からキーマンに挙げたいのは野口大介だ。オンザコートルールの変更があった今季は、開幕当初こそ一定の出場時間を確保していたが、11月以降は出場機会が減少。それでも年が明けてからの4試合中3試合で10分以上コートに立ち、前節は今季初めて得点を2ケタに乗せた。日本人選手のサイズアップを図っている京都に対し、内外で得点できる野口の働きは欠かせない。
そしてこのカードは話題性も十分。北海道の内海知秀ヘッドコーチと京都の内海慎吾による親子対決だ。内海HCは昨季もアドバイザリーコーチを務めていたが、HCと選手としての対決はもちろんBリーグ初のケースとなる。子は前節に今季2度目のスターター出場で7得点。自身の現役時代と同じ好シューターへの対策は、父としても避けられない。中学校まで過ごした北海道で子が錦を飾るか、それとも世界の舞台を知る父が威厳を示すか。
文=吉川哲彦
■ロースター
・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
溝口秀人
関野剛平
山本柊輔
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
デイビッド・ドブラス
マーク・トラソリーニ
川邉亮平
野口大介
松島良豪
バイロン・ミュレンズ
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
伊藤達哉
晴山ケビン
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
岸田篤生
シャキール・モリス
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
頓宮裕人
デイヴィッド・サイモン
片岡大晴
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