2019.03.30
■ライジングゼファー福岡vs滋賀レイクスターズ(@照葉積水ハウスアリーナ)
3月27日19時5分
残留プレーオフ圏内でのせめぎ合いが続くライジングゼファー福岡と滋賀レイクスターズ。同勝率で迎えた前節は福岡が連敗に終わった一方で滋賀は1勝を挙げ、対戦成績だけでなく勝率でも一歩リードした。第33節には滋賀のホームでレギュラーシーズン最後の直接対決2連戦が待ち受けており、福岡としては今節ホームの利を活かして勝率で並ぶと同時に対戦成績を五分に戻し、あわよくば得失点差で上回っておきたいところ。逆に滋賀はここで突き放し、精神的にも優位に立ちたい。
前節福岡が屈したのは富山。1戦目は遥天翼が19得点、山下泰弘が18得点を挙げ、城宝匡史とマーカス・ブレイクリーが各8アシストをマークするなどオフェンスは良かったが、内外ともディフェンスを崩され91失点を喫した。2戦目は3ポイントとフリースローで失点がかさみ、101失点と富山のオフェンス力をまともに受けてしまった。
それに対し、滋賀は1戦目を接戦の末に制し、これで琉球ゴールデンキングス戦は3戦全勝。第3クォーターまでの1点を争う我慢比べから、第4クォーター中盤に狩野祐介の連続3ポイントで抜けだしたのが効いた。その勢いのまま2戦目も前半で15点リードを奪ういい流れだったが、第3クォーターで10得点と急降下。アレン・ダーラムの32得点18リバウンドの奮闘もむなしく、失ったリズムを最後まで取り戻せずに悔やまれる逆転負けとなった。
このところ3ポイントの成功率が格段に上昇している滋賀は、前節も1戦目で28本中10本を成功させると、2戦目は試投数こそ13本と少ないながらも8本決め、成功率は6割を超えた。シューターの狩野に限らず、伊藤大司や高橋耕陽が思いきり良く狙う姿も目立ち、福岡は安易に3ポイントラインを空けてしまうと痛い目に遭うだろう。一方、デクスター・ピットマンが契約解除となったもののインサイドのサイズでは福岡に分があり、滋賀はペイントエリアでの戦い方を工夫したい。
文=吉川哲彦
■ロースター
・福岡(ヘッドコーチ:ボブ・ナッシュ)
遥天翼
山下泰弘
小林大祐
薦田拓也
波多野和也
エリック・ジェイコブセン
津山尚大
青木ブレイク
石谷聡
城宝匡史
加納誠也
ベンジャミン・ローソン
マーカス・ブレイクリー
鈴木龍雄
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎
アレン・ダーラム
二ノ宮康平
紺野ニズベット翔
ヘンリー・ウォーカー
樋口大倫
高橋耕陽
荒尾岳
ガニ・ラワル
狩野祐介
伊藤大司
鹿野洵生
中村功平
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