2019.03.27

ともに負けが許されない状況、どちらが連敗から脱することができるか

バスケットボールキング編集部

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs大阪エヴェッサ(@ドルフィンズアリーナ)
3月27日19時5分

 2018-19シーズンはあと11試合。チャンピオンシップ進出に向けて各チームがラストスパートをかける中、西地区3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと同4位の大阪エヴェッサが対戦する。

 西地区2位の京都ハンナリーズをゲーム差2で追う名古屋Dは前節アウェーでアルバルク東京と対戦した。もう負けが許されない状況の中、名古屋DはA東京に食らいつくが、惜しくも連敗を喫してしまった。日曜の試合後、梶山信吾ヘッドコーチは「ディフェンスで小さいミスが出た。東京のような強いチームと戦う場合はこれが致命傷となる」と振り返った。

 名古屋Dは3月26日、戦線を離脱していたジャスティン・バーレルをインジュアリーリストから外して、ロースター登録を行った。それに伴い、チームで得点1位のマーキース・カミングスとの契約を解除。昨シーズンにはキャプテンを務めるなど、リーダーとしてもチームを支えるバーレルの復帰は頼もしいところだが、この判断がチームにどのような影響を与えるか。こちらにも注目が集まる。

 一方大阪は3月に成績は3勝5敗と負けが先行している。前節、中地区で1位を走る新潟アルビレックスBBとの2連戦では、両試合とも競った展開に持ち込むも勝利をつかむことができなかった。ジョシュ・ハレルソンエグゼビア・ギブソンの両外国籍プレーヤーは安定した活躍を見せているものの、3月2日の秋田ノーザンハピネッツ戦から出場をしていない熊谷尚也の復活が待ち遠しいところだ。

 対戦のポイントは名古屋Dの攻撃を大阪がどのように抑えるかにかかってくるだろう。A東京戦では敗れはしたが、名古屋Dは安藤周人が好調を維持。得点だけでなくドライブからアリウープのアシストを幾度となく見せており、攻撃の中心となっている。大阪としては熊谷の欠場が続くのであれば、チームディフェンスで対応することになるだろう。攻防においてチーム一丸で臨む必要があると言える。

文=入江美紀雄

■ロースター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
中務敏宏
笹山貴哉
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
ジャスティン・バーレル
クレイグ・ブラッキンズ
満田丈太郎
小林遥太
菊池真人
笠井康平
木下誠
ヒルトン・アームストロング

・大阪(ヘッドコーチ:穂坂健祐)
今野翔太
長野誠史
藤高宗一郎
ファイ・パプ月瑠
根来新之助
木下博之
合田怜
エグゼビア・ギブソン
佐々木隆成
熊谷尚也
畠山俊樹
ジョシュ・ハレルソン
吉井裕鷹
トレバー・ムバクウェ

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