2019.03.29
■シーホース三河vs横浜ビー・コルセアーズ(@ウィングアリーナ刈谷)
3月27日19時5分
三遠ネオフェニックス戦の連敗により、シーホース三河はまたもや“借金”生活に逆戻り。中地区2位以内でのチャンピオンシップ進出はかなり難しく、東地区から3チームがすでにCS進出を決めていることで、ワイルドカードの枠も1つしか残っていない。過去2シーズン連続でCSセミファイナルまで進んでいる三河としては、プライドをかけて是が非でもCSに滑りこみたい。少なくとも、2勝7敗というまさかの星勘定になっている3月をこのまま終わらせるわけにはいかないだろう。
三遠戦は2戦とも66得点止まり。いずれも第1クォーターで先行しながら逆転を許す展開だった。前々節から3試合連続のスターター起用となった熊谷航はまずまずの働きを見せたが、金丸晃輔にいつもの存在感が見られなかったことと、5試合続いている桜木ジェイアールの不在が影を落としたことは否めない。
対するは横浜ビー・コルセアーズ。前節は栃木ブレックスを初めて横浜国際プールに迎え、2戦とも5000人以上の大観衆を集めたが、結果は連敗を喫した。アーサー・スティーブンソンは1戦目で17得点23リバウンドとペイントエリアでの力強さを発揮し、2戦目ではジョナサン・ホームズが初出場で14得点と及第点の出来。ブランドン・コストナーの得点力も安定感があり、川村卓也と田渡凌以外の日本人選手にもう少しオフェンスでの積極性がほしい。
ワイルドカード争いは、1つのイスを巡って三河を含む4チームが3勝差以内にひしめいている状況。富山グラウジーズを星2つの差で追う三河は、次節がその富山との今季最後の直接対決。今節勝利して次節に臨むか、5連敗で臨むかは当然精神的に大きな違いが出るはずだ。ここにきて再び出場時間を減らしている西川貴之や、熊谷のスターター起用でベンチスタートに回った生原秀将らにこの横浜戦での発奮が不可欠。そして、残留プレーオフ圏脱出まであと一歩のところで足踏みしている横浜も、ベンチメンバーが状況を打開したい。
文=吉川哲彦
■ロースター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
ジェームズ・サザランド
ケネディ・ミークス
狩俣昌也
アイザック・バッツ
村上直
森川正明
西川貴之
金丸晃輔
松井啓十郎
加藤寿一
岡田侑大
桜木ジェイアール
生原秀将
熊谷航
・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地
橋本尚明
ハンター・コート
ジョナサン・ホームズ
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス
小原翼
アーサー・スティーブンソン
ブランドン・コストナー
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