2019.04.09
■レバンガ北海道vs千葉ジェッツ(@湿原の風アリーナ釧路)
第1戦:4月6日15時5分、第2戦:4月7日13時5分
前節栃木ブレックスと戦ったレバンガ北海道は、立ちあがりから攻め急いでシュートを外しては速攻を繰りだされ、前半で22点差をつけられる展開。第3クォーターに川邉亮平らのハッスルで盛り返すものの、速攻などでペイントエリアに侵入される失点パターンは最後まで改まらず、ハーフコートでもディフェンスの強度を上げられないまま、これで15連敗となった。光明は14得点を挙げた川邉の他、第12節以来久しぶりの2ケタ得点となった関野剛平、多嶋朝飛の故障欠場を受けてB1で初めてスターター起用された山本柊輔の8アシスト。特別指定選手の内田旦人も自身最長の11分25秒間コートに立つなど、若手のハッスルは残り7試合も期待できる。
対する千葉ジェッツは秋田ノーザンハピネッツの勢いを前に前半は苦戦を強いられ、後半に入ってようやくオフェンスが点火。残り30秒にここまで7本中6本失敗していた富樫勇樹の3ポイントでついに逆転して事なきを得た。ギャビン・エドワーズが28得点と久しぶりに得点を量産し、10試合連続2ケタ得点中だったジョシュ・ダンカンはフィールドゴールが1本成功にとどまったもののフリースローを確実に決めて2ケタ得点を継続している。
両者の対戦は昨年12月の第16節まで遡る。Bリーグ以降このカードを一度も落としたことのない千葉は、今季も最初の3度の対戦ですべて30点以上の差をつける圧倒的な勝ちっぷりを披露してきたが、4度目となった第16節の対戦では北海道が前半を3点リードで折り返し、最終的に敗れたとはいえ7点差と粘った。その試合で18アシストのリーグ新記録を打ち立てた松島良豪に今は頼ることができないが、19得点をマークした折茂武彦は健在。得点力の安定しているデイビッド・ドブラスとともに千葉のディフェンス網を破壊すべく、その長距離砲炸裂に期待がかかる。若手主体の選手起用に移行する中でも、その力はまだまだ欠かせない。
文=吉川哲彦
■ロースター
・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
溝口秀人
関野剛平
山本柊輔
牧全(インジュアリーリスト)
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン(インジュアリーリスト)
桜井良太
デイビッド・ドブラス
マーク・トラソリーニ
川邉亮平
野口大介
松島良豪
バイロン・ミュレンズ
中野司
内田旦人
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩
トレイ・ジョーンズ
大宮宏正
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛
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