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日本バスケ選手会が誹謗中傷やプライバシー侵害に対する声明「法的措置を含めた厳正な対応を」

日本バスケットボール選手会の会長を務める田渡凌[写真]=B.LEAGUE
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 10月1日、一般社団法人日本バスケットボール選手会は公式サイトを更新し、選手に対する誹謗中傷やプライバシー侵害への対応について、声明文を掲載した。

 BリーグWリーグの2024-25シーズン開幕を目前に控え、選手会は「シーズン開幕にあたり、皆様にお願いとご報告がございます」と切り出し、SNSを中心に誹謗中傷およびプライバシーをさらされている現状があることに言及。

 それらの行為が特にシーズン中にエスカレートすることにも触れ、「選手が安心して競技に取り組むことができる環境を整えていくために、日本バスケットボール選手会は、選手を含む関係者に対する誹謗中傷やプライバシー侵害については、決してこれを許さず、選手会顧問弁護士や提携パートナーであるCOAS(アスリートに対する誹謗中傷の抑止活動を行っている団体)と連携して、法的措置を含めた厳正な対応をしてまいります」と、選手会として対処していく方針を示した。

 今回の声明文掲載に際し、選手会の会長を務める田渡凌(B2福島ファイヤーボンズ)は、「昨今SNSが普及したことで便利な世の中になり、応援してくれる方々との距離も縮まりました。それが沢山のアスリートの力になっています。その反面、耳を塞ぎたくなる言葉や、競技とは直接関係の無いことで罵られる、いわゆる誹謗中傷が多く見受けられるようになりました。それに加えて、プライバシーが侵害される問題も起きています。このような問題で心を苦しめる選手も少なくありません。日本バスケットボール選手会は、世の中からあらゆる誹謗中傷が減り、SNSがポジティブなプラットフォームとして使われることで、選手達が競技に集中できる環境になることを願っています」と、コメントを寄せた。

 日本代表への関心向上の影響もあって、注目度が上がっているバスケットボール。Bリーグは10月3日、Wリーグは10月11日に開幕する。

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