群馬クレインサンダーズに2人目の新戦力…元日本代表の谷口大智が加入「どんな役割であろうとやり切る覚悟」

　群馬クレインサンダーズは6月17日、谷口大智との2025－26シーズンの選手契約が基本合意に達したことを発表した。

　4月に35歳の誕生日を迎えた谷口は、201センチ108キロの体格を誇るビッグマン。洛南高校卒業後、「第2回スラムダンク奨学生」としてアメリカへ渡った。2015年に秋田ノーザンハピネッツでプロキャリアを始めると、広島ドラゴンフライズ、茨城ロボッツを渡り歩き、2022－23シーズンに島根スサノオマジックへ移籍。2024－25レギュラーシーズンは26試合の出場で1試合平均1.5得点を記録した。

　日本代表経験を持つ谷口は群馬、島根の両クラブを通じて、次のようにコメントした。

「群馬クレインサンダーズのファンのみなさん、パートナーの皆さま、関係者の皆さま、はじめまして谷口大智です。DTと呼んでください！ 新しいステージとして群馬を選んだのは、まだまだプレーヤーとして挑戦し続けたい気持ちと、そして何よりチームのコーチ、フロントスタッフの皆さんが、一緒に闘いたいと強く思わせてくれたからです。チームの勝利のためにどんな役割であろうとやり切る覚悟です。新しい挑戦をしっかり楽しめる様に準備します。今から皆さんとお会いできるのを楽しみにしてます！どうぞ、よろしくお願いします」

「島根スサノオマジックのブースターの皆さま、クラブのスポンサーや関係者の皆さま、３年間大変お世話になりました。島根・鳥取は僕にとって非常に愛着のある場所になりました。そして、最高の環境でした。チームメイトやクラブの皆さん、そしてブースターのみんながアットホームで、今回の決断に至るまですごく悩みました。でも、新しい挑戦をします。まだまだ現役としてコート上でも活躍したいという想いから決断しました。今まで通り、DTのON・OFF共に全力で！そして新たな挑戦も楽しみながらやっていきます。今はSNSもあります。WANDAO Storeという僕のショップも松江にあります。引き続き島根・鳥取の皆さんとも近い存在でいたいですし、1人のバスケ選手としてはもちろんのこと、1人の人として応援してもらえる様な人間を目指し挑戦し続けます。本当に心から感謝します。ありがとうございました！またね！」

　また、群馬は谷口について「2024-25シーズンにおいて3ポイント成功率52.6%という高精度のアウトサイドシュートを武器に持つストレッチビッグです。彼の存在は相手のディフェンスを外に引き出し、我々の得意とする3Pやドライブ・アンド・キックをさらに脅威にしてくれると確信しています。そして、我々が掲げる『3Pシュートの強化』の大きな一手となります。国際経験を持つ谷口選手は、フィジカルなゲームにも安定して対応できるディフェンスとリバウンド力を持ち合わせていることから、チャンピオンになるためには重要な役割を担ってくれると信じています。複数のB1クラブや日本代表でのキャリアを通じて培われた豊富な経験は、若手選手たちにとってもかけがえのない財産であり、ベンチから、そして勝負どころで、チーム全体を支える大黒柱としての役割も担ってくれることでしょう。『勝利への道』をともに歩んでくれる仲間として、谷口選手の加入を心から歓迎いたします」と期待を寄せた。

　なお、群馬は17日時点でカイル・ミリングヘッドコーチ、辻直人、藤井祐眞、コー・フリッピン、細川一輝、淺野ケニー、トレイ・ジョーンズとの契約継続、エージェー・エドゥとの契約基本合意を発表している。