
2025.07.04
6月27日、「FIBAアジアカップ2025」に向けた第1次強化合宿を行っている男子日本代表がメディアデーを開催。日本の切り込み隊長として活躍している馬場雄大(長崎ヴェルカ)
冒頭で練習メニューの幅広さについて尋ねられた馬場は、比江島慎(宇都宮ブレックス)の不在がその根底にあると説明。独特なドライブやステップで敵陣に攻め込んでいたベテランの大会参加が不透明ということもあり、新たな“クリエイター”をチームとして模索しているという。
「比江島選手は参加しない、という方向性ではあるので。そのなかで、2番・3番を担うような選手の中で、彼(比江島)に技術を学びながらではないですけど、佐々(宜央)コーチにも話を聞きながら『どういう風にクリエイトできるんだろう?』というところで。自分も一対一の打開力を養うために、練習していましたね」
また、今回の合宿ではジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)に次ぐ年長者となる馬場。若手メンバーが多くそろうなか、「チームづくりはすごくうまくできている、というのが正直な印象」と、手ごたえは上々のようだ。
「各選手それぞれが先頭に立って、個人の強みを発揮しようとしている姿勢を毎練習で感じられています。今の若い世代の子たちって物怖じしなくないですか。堂々としているというか。僕たちのときは、多少先輩に遠慮するみたいなのはあったと思うんですけど、今の子たちは良い意味で自信を表現しているな、と感じています」
代表経験も多く積んできた馬場だが、「日の丸を背負ってプレーするのは、何歳になっても特別なモノというのはありますし、責任をもってプレーしたいという想いもあるので」と、代表にかける情熱は健在。「良い気持ちで準備していきたいと思います」。
トム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)からも、リーダシップの発揮を強く期待されている馬場。「若い選手が多いので、同じ練習を繰り返すだとか、少し集中しきれないところは絶対に出てくると思うので。1日1日の大切さであったり、大会に向けてどういう準備をしていかないといけないかとか、要所要所では締めていきたいとは思ってます」と、今後の振る舞いもすでに意識しているようだ。
メディア対応の終盤、馬場は注目する選手にハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア(サンロッカーズ渋谷)を挙げ、「すごくアグレッシブにやる選手。(Bリーグのシーズン中に)やる機会はなくて、初めてここでプレーしたんですけど、いままでにいなかったアグレッシブさだと思います」と高く評価。プレーはもちろん、気持ちの部分でもチームに勢いを与えられる22歳の若手ガードに期待を寄せている。
打開力の向上や他メンバーとのコミュニケーションなど、複数の目標を掲げて強化合宿を過ごしている馬場。若手世代からの勢いも推進剤とし、年長者としてチームを良い方向にまとめてもらいたい。
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