2026.07.11
9月4日、ドイツ・ベルリンで開幕した「FIBA女子ワールドカップ2026」の予選グループフェーズ初戦において、女子日本代表(FIBAランキング10位)は女子マリ代表(同18位)と対戦。両チーム合計199点を取り合う激しい攻防が繰り広げられたが、日本が102-97でハイスコアゲームを制し、大事な初戦に勝利した。
この大激戦において、日本のオフェンスをけん引したのがシューティングガードの林咲希(富士通レッドウェーブ)だ。林といえば、東京オリンピック準決勝ハンガリー戦で決めた決勝の3ポイントシュートで知られているが、女子ワールドカップにおいては、これがデビュー戦。先発としてコートに送り出されたが、第1クォーターは3ポイントシュートを1本も決めることができなかった。
しかし、第2クォーターに入ると本来のシュート力が爆発する。残り5分28秒にこの試合で自身1本目となる3ポイントシュートを成功させると、このクォーターだけで計3本の長距離砲をヒット。特に3本目は、前半終了間際に田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)からのパスを受け、右コーナーから値千金のブザービータースリーを突き刺した。
後半に入っても林の勢いは止まらず、高確率でアウトサイドシュートを沈め続ける。試合終盤の第4クォーター残り5分1秒に逆転の3ポイントシュートを決め、残り4分28秒には8本目の3ポイントシュートを成功。さらにマリの粘りにあいながらも、残り1分47秒に田中からのアシストを受けてこの試合9本目となる3ポイントシュートを成功させ、リードを死守した。
試合後、大会の公式SNS(X)もこの驚異的なパフォーマンスに即座に反応、林がマークした1試合9本の3ポイントシュート成功は、女子ワールドカップにおける個人1試合最多成功数の大会新記録となった。これまでの個人大会記録は、2002年大会のフランス戦でビョン・ヨナ(韓国)が、1998年大会のスロバキア戦でグリセル・エレーラ・メンデス(キューバ)が記録した「8本」だったが、林はこの歴史的な記録を24年ぶりに更新した。
9 TRIPLES 💦
SAKI HAYASHI BREAKS SINGLE GAME RECORD FOR THREES 🇯🇵 #FIBAWWC pic.twitter.com/2YT1xFzAfD
— FIBA Women's Basketball World Cup (@FIBAWWC) September 4, 2026
さらに、日本はチーム全体でも35本中20本の3ポイントシュートを沈め、成功率57パーセントという驚異的なスタッツを記録。この「チームで1試合20本成功」も、女子ワールドカップにおけるチーム1試合最多成功数の大会新記録を樹立する、歴史的なダブル快挙となった。
これまでのチーム1試合最多記録は「18本」であり、日本自身が1994年大会のケニア戦で記録したのち、2022年大会のマリ戦でオーストラリアが並んでいた。なお、日本は2022年大会のマリ戦でも16本の3ポイントシュートを決めていた。
個人スタッツを見ると、林の9本を筆頭に山本麻衣(ラスベガス・エーシズ)が3本、髙田真希(デンソーアイリス)と今野紀花(ENEOS)がそれぞれ2本を記録。さらに渡嘉敷来夢(トヨタ自動車アンテロープス)、田中、宮澤夕貴(富士通)、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)がそれぞれ1本ずつ長距離砲を沈め、新記録となる20本を達成した。
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