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【Bプレミアクラブ展望】広島ドラゴンフライズ「13人残留の“超継続路線”…PO進出へのカギは守備」

個性ある強みを持った選手がそろう広島[写真]=B.LEAGUE
広島のスポーツライター

 いよいよ開幕するBプレミア。新たな戦いに広島ドラゴンフライズは“超継続路線”で挑む。

 朝山正悟ヘッドコーチ体制3年目の広島は、ゴール下で圧倒的な存在感を放つコフィ・コーバーンや日本人エース候補の三谷桂司朗など13選手が残留。新戦力は大卒新人の松野遥弥だけで、リーグ随一の継続路線となった。

 ほぼ補強がないチームにおいて離脱者の復帰は大きい。昨シーズンは全選手がそろったのが1試合のみと怪我人続出の事態に悩まされたが、新シーズンに向けて佐藤涼成寺嶋良が順調に復帰。7月に右膝の手術をした上澤俊喜と度重なる怪我に苦しむ渡部琉のカムバックにも期待だ。

 “積み上げ”が鍵となるBプレミア元年。昨シーズンはリーグ3位の1試合平均86.0得点の攻撃力を発揮したが、3年ぶりのプレーオフ進出に向けてフォーカスしてきたのは守備力の強化だ。

「オフェンスで個性や強みを持った選手がたくさんいるので、昨シーズンの良かったところを引き継ぎながら、ディフェンスのマインドをどう持っていくかに取り組んできました」(朝山HC)

 9月13日のソウルサムスンサンダース(韓国)とのテストマッチは91-71で勝利。指揮官は守備に手応えを得つつ「スイッチのタイミング、コミュニケーション、その後のローテーションはまだまだな部分があったので、今やっているものをさらに積み上げていきたい」と向上を誓う。

 新キャプテンには在籍2年目のクリストファー・スミスが就任。チームディナーを主催したスミスは「ご飯を奢ったあとレシートを見たらミタニがポテトサラダを20個も頼んでいたので、彼の新しいニックネームはポテトサラダになったよ」と冗談。チームの雰囲気の良さも継続している。

 この夏にはドラゴンフライズが運営主体の女子チーム「広島イーグレッツ」も始動。男女両チームで地元に「バスケでつながる風景」を描いていく。

■キープレーヤー/PG・SG #31 松野遥弥

■キープレーヤー/PG・SG #31 松野遥弥

[写真]=湊昂大


 Bドラフト経由で加入した専修大学出身のルーキーは今シーズン唯一の新戦力。9月13日のソウル戦で広島デビューを飾り、強度の高いディフェンスと積極的なペイントアタックを見せて躍動。ホーム初得点も決めてブースターを沸かせた。

 そのアグレッシブな姿勢を朝山HCも「収穫」と評価し、「ディフェンスに関して常に自分で喋るマインドと、ファイティングスピリットを持ち合わせている」と期待を寄せる。

 190センチ83キロの恵まれた体格と抜群の身体能力を誇る23歳は、「ミスを恐れていたら何も得られないので、物怖じせずにどんどんアタックしていきたい」と気合十分。「僕がもっとブースターを沸かしていきたい」とフレッシュな熱意で広島を盛り上げる。

文=湊昂大

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