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【Bプレミア注目移籍|日本人選手編】主力級が相次ぎ新天地へ…2026-27シーズン注目の5選手

プロキャリア初の移籍を決断した岸本[写真]=B.LEAGUE
フリーライター

 いよいよ幕を開けるBプレミア初年度。サラリーキャップ導入など大きな制度変更を背景に、今オフは各クラブで主力級の移籍が相次ぎ、リーグの勢力図も大きく変わろうとしている。

 新天地で新たな役割を担う選手、さらなる飛躍を目指して環境を変えた選手など、その決断や立場はさまざま。今回は、2026-27シーズンの開幕を前に注目しておきたい日本人移籍選手をピックアップして紹介する。

文=小沼克年

吉井裕鷹三遠ネオフェニックス茨城ロボッツ

■吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス→茨城ロボッツ)

[写真]=B.LEAGUE


 キャプテンを務める長谷川暢の言葉を借りるなら、茨城は「サラリーキャップの影響を一番受けたチーム」と言えるだろう。新戦力はドラフト指名の赤間賢人を含めて9名。千葉ジェッツ琉球ゴールデンキングスをファイナルの舞台に導いたヴィック・ローを筆頭に、レイ・パークスジュニア前田怜緒など実力者を獲得した。三遠ネオフェニックスから加入した吉井もその1人だ。

 何よりの特徴は、196センチ96キロの体格を活かしたフィジカルプレー。日本代表の国際大会で証明しているとおり、外国籍選手を相手にも当たり負けせず、複数ポジションを守ることができる。オンザコートルールの変更に伴い、今シーズンはより重宝される存在になるだろう。

 長谷川いわく、吉井は「負けん気の強い選手」。2021-22シーズンの昇格からB1の舞台では苦戦が続き、高い目標を掲げながら思うような結果を残せていない茨城に、28歳の仕事人が新たな風を吹き込む。

安藤誓哉横浜ビー・コルセアーズアルティーリ千葉

■安藤誓哉(横浜ビー・コルセアーズ→アルティーリ千葉)

[写真]=B.LEAGUE


 3シーズン連続でMVPを受賞したD.J・ニュービルとともに、A千葉に加入したのが安藤だ。横浜BCでの昨シーズンは全60試合に出場し、日本人3位の1試合平均14.4得点と、依然として高いオフェンス力を誇る。

 アグレッシブなプレースタイルが最大の特徴。日本人最多412本の3ポイントシュートを放ちながらその成功率は34.5パーセントで、マークに遭ったらドライブで仕掛けることもできる。ニュービルとの共存に注目が集まるなか、どちらもディフェンスを引き寄せることができる存在だ。

 アルバルク東京時代には先発ポイントガードとしてチームを連覇に導き、島根スサノオマジック在籍時にもチャンピオンシップに出場。その経験を創設6シーズン目のA千葉に還元してくれるだろう。

アレックス・カーク琉球ゴールデンキングス川崎ブレイブサンダース

■アレックス・カーク(琉球ゴールデンキングス→川崎ブレイブサンダース)

[写真]=B.LEAGUE


 川崎にとっては2023-24シーズンをもって引退したニック・ファジーカス氏以来の帰化選手。チームの課題であったリバウンドの強化に向けて獲得したのが、Bリーグで10シーズン目を迎えるカークだ。昨シーズンまで在籍した琉球で共闘し、川崎の新指揮官に就任した桶谷大ヘッドコーチからの信頼も厚い。

 昨シーズンは全60試合の出場で1試合平均10.8得点6.5リバウンドを記録。ゴール下を主戦場とするインサイドの選手でありながら、1試合平均1.3ファウルという点も特筆すべきスタッツだ。

 211センチ114キロの日本代表ビッグマンはA東京、琉球と強豪を渡り歩き、チャンピオンシップに7回出場。そのうち2回のリーグ優勝を成し遂げたカークが川崎を古豪復活へ導く。

岸本隆一琉球ゴールデンキングス京都ハンナリーズ

■岸本隆一(琉球ゴールデンキングス→京都ハンナリーズ)

[写真]=B.LEAGUE


 Bリーグ10シーズンの歴史において、ファンに最も衝撃を与えた移籍と言えるだろう。生まれ育った地で14シーズンにわたって活躍し、“Mr.キングス”の愛称で親しまれた岸本が沖縄に別れを告げた。新天地は京都。ルーキー時代から5シーズンにわたって指導を受けた伊佐勉ヘッドコーチが率いるチームだ。

 最大の武器はどこからでも沈めてしまう3ポイントシュート。勝負どころに強く、幾度となくビッグショットを決めてきた。「こだわってきたのは、コート上でどうあるべきかということ」。京都でもプレーでチームを引っ張る。

 移籍の理由について多くは語らないが、「日本一をもう一度目指したい」という想い。旧リーグ時代を含め数多くのタイトルを獲得した岸本の“第2章”が幕を開ける。

大浦颯太三遠ネオフェニックス琉球ゴールデンキングス

■大浦颯太(三遠ネオフェニックス→琉球ゴールデンキングス)

[写真]=B.LEAGUE


 キャリアを始めた秋田ノーザンハピネッツではプレータイムが限られたものの、三遠での3シーズンで経験を積み、琉球と3年契約。多くのメンバーが入れ替わった強豪において、大浦には岸本の代役として期待が高まる。

 2024-25シーズンはベンチから6thマンとして活躍したが、負傷者が続出した昨シーズンは25試合に先発。全60試合に出場し、1試合平均7.7得点5.6アシストの活躍でチームを支えた。昨シーズンの琉球はアシスト数がリーグ最下位。大浦がゲームメイク力を発揮し、チームメートを活かすことができるか。

 ハーフコートからも決めることができるディープスリーは必見。観客を魅了するファンタジスタが沖縄サントリーアリーナを沸かせてくれるだろう。

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