1時間前

残り0.8秒から劇的3Pを沈めた山崎稜「自信につながるし、今後も変わらず準備を続けていきたい」

ブザービーターで広島を勝利に導いた山崎稜 [写真]=B.LEAGUE
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 10月19日に広島グリーンアリーナで「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE PREMIER リーグ戦」が行われ、広島ドラゴンフライズが三遠ネオフェニックスと対戦。山崎稜がブザービーターを決め、77-75で開幕8連勝を達成した。

 広島は第2クォーター残り1分32秒に試合最大15点のリードを奪ったものの、後半は三遠の反撃に遭う展開。第3クォーター残り3分23秒に試合をひっくり返されると、その後は一進一退の戦いが繰り広げられた。

 4点ビハインドで迎えた試合終了残り9秒にドウェイン・エバンスが3ポイントシュートを成功。相手がフリースロー2本を外したあと、エバンスがファウルを受け、同0.8秒にオフェンス権を獲得した。サイドラインに立ったエバンスは、逆サイドでノーマークになった山崎へパス。ボールを託された34歳のシューティングガードはキャッチ&ショットで長距離砲を放ち、見事に決めきった。

 広島は朝山正悟ヘッドコーチ、山崎の試合後コメントを公式HPに掲載。指揮官は山崎のラストショットについて「決して偶然ではないと思っている」と話し、次のように続けた。

「毎日積み上げてきたものがあり、今日出場できなかったメンバーも含め、全員が勝ちたいという強い気持ちを持っていたからこそ、あの結果につながったと思う。今日の試合だけではなく、これまでの積み重ねがあったからこその結果だと感じている。 特に山崎は、開幕してからチームの中でも非常に献身的に取り組んでくれている選手だ。自分が山崎にだけ特別なことを伝えているわけではなく、全員に同じように求めている。その中で、練習開始から彼自身が努力し、勝ち取ってきたものが今日のプレーに表れたと思う」

 山崎によると、用意していたセットプレーがあったようだが、エントリーの段階でコフィ・コーバーンが本来とは異なる場所にいたという。クリストファー・スミス、メイヨニックとともに声を掛けたものの、コーバーンは「気づいていなかった」(山崎)。エバンスがボールを手にしていたこともあり、「すぐに動き出さなければいけなかった」山崎は次のように振り返る。

「一応、形としては予定していた動きができたが、クリスとニックが相手にとって良いおとりになってくれたと思う。相手もそこだけは抑えようとしていたと思うので、たまたま自分が空いていたという感じだった。コフィが本来の位置にいなかった時点で少し形が崩れていたが、ドウェインと目が合い、パスラインができていたので、ボールが来るかもしれないと思った。 残り0.8秒だったので、キャッチしてできるだけ早くシュートを放つことしか考えていなかった。本当にパスが来たので、もう打つしかないという気持ちだった。打った瞬間、入るかもしれないとは思ったが、少しボールの引っかかりが甘く、短いかなという感覚もあった。普段のシュートでは、一度ボールを自分の打ちやすい位置に収める『ディップ』という動作をするが、今回はその時間がなかった。ボールを下げることなく、キャッチした位置からそのままシュートを打った」

 ボールがリングを通過すると、チームメートが山崎のもとへ集結。その後、レフェリーによるビデオチェックの結果、ショットが認められた。20年以上の競技人生において「ブザービーターを決めたのはおそらく初めて」で、「本当に興奮した」と吐露しつつ、シューターとしての矜持を口にした。

チームメートから祝福される山崎稜 [写真]=B.LEAGUE

「シュートを打つ機会が少なくなることで感覚が鈍るという心配は全くしていない。試合中の数本のシュートを決めるために、試合前や普段の練習から時間をかけてシューティングに取り組んでいる。そこは自分としても自信を持っている部分なので、何も心配していない。今日のようなシュートを決められたことは、さらに自信につながると思うし、今後も変わらず準備を続けていきたい」

 ベンチから17分41秒出場の山崎が放ったフィールドゴールは4本。すべて3ポイントで、そのうちの2本を成功させ、広島を勝利に導いた。

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