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「クラッチタイムはやっぱり燃える」富永啓生が語る無敗・広島撃破の要因…決勝点生んだラスト9秒の強気アタック

23得点5リバウンド6アシストを記録した富永[写真]=B.LEAGUE
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 10月24日、エフピコアリーナふくやまで行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 SEASON」において、レバンガ北海道が広島ドラゴンフライズを96-93で撃破。開幕から無敗の9連勝中と圧倒的な強さを見せていた西地区の雄を相手に、最大20点差を跳ね返す劇的な逆転勝利を飾った。

 試合は立ち上がりから広島に主導権を握られ、第1クォーター終了時点で14-27と2ケタのリードを背負う苦しい立ち上がりとなった。それでも北海道は粘り強く追いすがり、第3クォーターに逆転すると、第4クォーターには33得点の猛攻を仕掛けて試合をひっくり返した。

 試合後、北海道はコーチや選手のコメントを公式サイトで発表。攻守にわたって存在感を示した富永啓生は、「試合を通して耐える時間帯が長い試合だったのかなと思います。追いついては離されて、という展開が続いていたので、自分たちとしてはプレーしていて苦しい試合ではありました」と激闘を述懐。そのうえで、勝負を分けた最終盤の戦いぶりについてこう胸を張った。

「その中でも、最後の第4クォーターの大事なところで、自分たちらしい速いバスケットに持って行くことができたことで、最後に勝利することができたと思います。最後のチームとしての粘りの部分が、今日の試合で良かったと思います」

 トーステン・ロイブルHCも「攻守ともにずっと走り続けたことによって、最後は相手に少し疲労が溜まったのではないか。ファストブレイクポイントが今季ベストの36点だった」と振り返った通り、北海道が誇る走力とアップテンポな展開が、タフな終盤戦で大きなアドバンテージを生み出した。

 また、この試合の大きなポイントとなったのがアグレッシブなディフェンスだ。北海道はチーム全体で11本、富永自身も3本のスティールを奪い、個人としても確かな手応えを感じているようだ。

「今季からオンザコートフリーとなり、高さの面では対戦相手に劣るところが出てくるので、平面での攻防や、アグレッシブにスティールを狙いに行くというところは、意識してやっている部分です」

 そして、同点で迎えた試合残り9秒、北海道の執念が実を結ぶ。ボールを持った富永が果敢にアタックを仕掛け、放ったシュートはリングに弾かれたものの、こぼれ球に反応したマークイーズ・ボールデンが起死回生のオフェンスリバウンドからプットバックを沈め、値千金のバスケットカウントをもぎ取った。

 決勝点をお膳立てする形となったこのアタックについて、富永は「アシストではなく、もちろんシュートを狙いにいったものでした。シュートを決めることはできませんでしたが、キース(ボールデン)がしっかりと取ってくれて、AND1も獲得してくれたので良かったです」と振り返る。ボールデン自身も「あの場面は富永選手が攻めてシュートを打つことはわかっていたので、しっかりとポジションを取って、オフェンスリバウンドに絡もうと準備をしていた」と語っており、エースの強気なアタックをチームメートが阿吽の呼吸で支えていた。

 勝負どころで自ら責任を背負い、チームを引っ張る富永。「クラッチタイムは燃えるか」との問いには、エースとしての頼もしいメンタリティを覗かせた。

「やっぱり燃えますし、クラッチタイムの争いになった試合を落とすと、試合の疲労がより溜まってしまうので、そこでしっかりと勝ち切る力が長いシーズンを戦ううえで大事になってきます。今日はしっかりと勝ちにつなげられて良かったです」

 連勝街道を突き進んでいた強豪・広島に今シーズン初黒星をつけたこの白星は、北海道にとって大きな自信となるだろう。次節の茨城ロボッツ戦に向け、富永は「直近ではA東京さんに勝ったりしていますし、タレントの揃ったチームなので、しっかりと準備して、2連勝できるように頑張りたいと思います」と視線を前へと向けた。

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