2026.06.11
10月10日、広島サンプラザホールで行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE PREMIER」リーグ戦で、広島ドラゴンフライズが滋賀レイクスと対戦。3度の延長戦(トリプルオーバータイム)に及ぶ55分間の激闘の末、111-105で競り勝ち、怒濤の6連勝を飾った。
試合は第4クォーター終盤に滋賀の連続得点で逆転を許しながらも、クリストファー・スミスの得点で追いつきオーバータイムへ突入。2度の延長でも決着がつかない死闘となったが、3度目の延長戦でコフィ・コーバーンの連続得点と寺嶋良の勝負強いジャンプシュートが炸裂し、4006人の大観衆が詰めかけたホームで劇的な白星をもぎ取った。
試合後、クラブは公式サイトを通じて指揮官と選手たちの記者会見でのコメントを発表。激闘の裏側にあった覚悟を語った。
この日の広島は、ドウェイン・エバンスと佐藤涼成という先発2名を欠いて試合に臨んでいた。朝山正悟ヘッドコーチは「本当に素晴らしいゲーム、そして素晴らしい勝利だったと思う。選手たちが55分間、最後まで戦い抜いてくれたこと、スタッフもそれぞれの役割にしっかりとフォーカスしてくれたこと、そして何よりも、慣れ親しんだサンプラザで、たくさんのブースターの皆さんが後押ししてくれたこと。そういった全てが、この勝利につながったと思う」と激闘を総括した。
エバンス不在に加え、延長戦でスミスが退場となるアクシデントに見舞われた中、試合時間残り1分10秒で4点差という勝負どころでビッグショットを沈めたのが寺嶋だ。前半は「自分らしさを出していきたいと思っていたが、少し空回りしてしまった。特に前半は、個人的に課題が残る試合になったと思う」と振り返るが、エーススコアラーが不在となった瞬間に覚悟を決めたという。
「クリスがいなくなってしまった時に、自分の中で吹っ切れなければいけない部分があった。もう自分が背負うしかない、この試合を背負うしかないと思った。それがシュートにつながったので良かったと思う。あとは、メイヨのスクリーンが本当に良かった。相手はコーバーンのところをかなり警戒していて、攻める場所がなかなかない状況だった。その中で、自分が外して負けるなら、それも自分の責任だという覚悟を持って打つことができたと思う」
大ケガからの復帰を経て戦う今シーズン、勝負を託される責任感を再び味わった。「エバンスが不在で、さらにスミスも退場した中で、誰に最後を託すのかと考えた時に、自分で背負いたいと強く思った。決めてやるという強い気持ちが自然と湧いてきた。最近はなかなかそういう部分がなかったが、久しぶりに強気な気持ちが出てきたことは良かったと思う」と振り返る寺嶋。シュート直後に足をつりながらも勝利を届け、「シュートを打った時、空中で足がつってしまったので、まずは決まって良かったという安心感があった。本当はもっと最後までコートに立っていたかったという悔しさもあったが、その後も周りの選手たちがつないでくれたので、本当に嬉しかった。そして、あの歓声はやっぱり懐かしいなと感じた」とホームの歓声に感謝した。

[写真]=B.LEAGUE
攻守にハードワークを続け、チームを支えた三谷は、追いつくことができた要因にチームディフェンスを挙げ、「一番はチームディフェンスの部分が大きかったと思う」と語る。「あと1本、2本決められたら苦しくなるような場面でも、最後まで粘り強く守り続けることができた。それが1ポゼッション、2ポゼッションの差を埋めることにつながったと思う。昨シーズンであれば、下を向いて連携ミスを起こしてしまうような場面もあったと思うが、今シーズンは『リバウンドを取り切るまでがディフェンス』ということを、オフシーズンから積み上げてきた。その成果が今日の試合に出たと思う」と手応えを口にした。
主力2名を欠いて迎えた大一番。「今日は勝てば6連勝という状況で、いつものスタートメンバーが2人いなかった。そこで負けてしまうと、連勝が止まるだけでなく、スタートメンバーがいなければ勝てないチームだと捉えられてしまうと思っていた。何とかそれだけは避けたいという気持ちで試合に臨んだ」と強い責任感を持ってコートに立ち、「しっかりと連勝を伸ばすことができ、いつものスタートメンバーがいなくても戦えるということを、一つ証明できたと思う」と胸を張った。
広島の次戦は11日、同じく広島サンプラザホールで滋賀とのGAME2に臨む。55分間の激闘を制した勢いをそのままに、開幕からの連勝をさらに伸ばしたいところだ。
■試合結果
広島ドラゴンフライズ 111-105 滋賀レイクス
広島|21|18|26|13|11|9|13|=111
滋賀|16|20|19|23|11|9| 7|=105
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