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Bプレミア開幕へ広島ドラゴンフライズが始動…13選手継続を“強み”に「相当の覚悟を持って臨む」

プレミア開幕に向けて、始動日を迎えた広島 [写真]=湊昂大
広島のスポーツライター

 広島ドラゴンフライズは7月13日、練習場のドラフラベースで2026-27シーズンに向けて始動した。

 初日は日本人選手9名が参加。右膝の手術実施が発表された上澤俊喜は不在だったが、大卒ルーキーの松野遥弥が加わった。練習前には円陣を組み、新加入の松野やスタッフの挨拶などで和やかにスタート。その後は約1時間半のトレーニングで汗を流した。

昨季は特別指定選手として鹿児島でプレーした松野 [写真]=湊昂大


 チーム練習には右膝のケガで離脱していた佐藤涼成も部分的に合流。伊藤達哉寺嶋良渡部琉の3選手は個別調整だったが、朝山正悟ヘッドコーチは「個人の差は出てくると思いますが、開幕までにみんな戻ってきてもらうようなスケジュール感で動いています」と説明した。その他の外国籍選手など4選手は8月中に合流予定となっている。

 就任2年目の朝山HCは久々に選手たちの動きを見て、「いいオフを過ごして、心と体をしっかりと休めた状態で今日を迎えたんじゃないかなと思います。昨シーズンの終わりにみんなにも伝えましたが、『相当の覚悟を持って臨むシーズンになる』と。その辺も踏まえて、しっかりと各々がやれることを取り組んできてくれたと思います」と期待感を口にした。

■朝山HC「ここまで変わってないチームはうちだけ」

継続性を強みとしたチームづくりを目指す朝山HC [写真]=湊昂大


 今年9月に開幕を迎える「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」に向けて力強くスタートを切った。広島はこの夏に13選手と契約継続し、新加入は「B.LEAGUE DRAFT 2026」経由で加入した松野のみ。朝山HCは、「ここまで変わってないチームは26チーム中でうちだけだと思うので、そこを強みとしてしっかり出せるシーズンにしていきたいです」と強調した。

「コミュニケーションや人間性のところは、もうお互いがお互いのことを知っているので、そこは自分たちの強みとして出せる部分だと思います。これまで悔しいこと、苦しいことがあったときに、どう乗り越えていくか、どう自分たちは向き合っていくかを共有できていることは強みになると思います。逆に、どうしても慣れ合いが出てきてしまう部分はあると思うので、そこはしっかりと自分自身もコントロールしていきたいですし、選手間同士もレギュレーションが変わることによって、同じチームで戦うとはいえ、同じスタンスで戦うわけにはいかないと思います」(朝山HC)

 日本人最年長33歳の山崎稜は、「ここまでメンバーが変わらなかったのは僕自身も初めての経験」と明かし、「チームケミストリーを高めていくことが他のチームとの差の部分になると思うので、メンバーが変わらない今シーズンだからこその強みをしっかりと形にして表現していきたいです」と開幕までの準備に意気込んだ。

「変わらない部分の精度を高めていくことが重要ですし、それは今の時期にしかできない部分だと思います。この夏の期間にやったことがシーズンを通して続いていくと思うので、まずはこの時期にしっかりとチーム作りを頑張りたいです」(山崎)

■“オンザコートフリー”で起きる変化…高まる日本人選手の競争

レギュレーション変更により、日本人選手の競争は激化必至 [写真]=湊昂大


 Bプレミアではオンザコートフリーになるため、日本人選手のプレー時間を巡る競争は激しくなる。朝山HCは、「今日も選手たちに伝えましたが、どうしても日本人選手たちの競争は激しくなりますし、そこは避けられないところなので、練習ではより競争の意識を持って、切磋琢磨する雰囲気でやっていきたいです」と日本人選手の奮起を求める。

 昨季飛躍を遂げた日本人エース候補の三谷桂司朗は、「まずは日頃の練習で自分の価値や存在意義をアピールすることで、試合でもプレータイムを得られると思うので、チームメートとはいえ、そこは負けない気持ちを持って、日頃の練習から戦う姿勢を示していきたいです」と力強く語る。

 その強い競争心の背景として、三谷はこのオフに日本代表の合宿にも参加。「練習を通してメリハリや競争心を持って戦うことをコーチ陣が常に言い続けていたし、合宿の強度もものすごく高かったので、チーム内の練習の中でも激しく競争する習慣が身についたと思います」と収穫を明かした。

 新シーズンでさらなる飛躍が期待される三谷は、「昨シーズンの経験で得た自信を無駄にせず、それ以上の活躍ができるように覚悟と責任を持って戦うことが自分のステップアップにつながると思います」と決意を口にし、「個人としてはチームの中心選手として自分のパフォーマンスも出しながら勝利を届けることを目標にしているので、いい準備をしていきたいです」と話した。

 広島はBプレミア開幕の新シーズンから街中の広島グリーンアリーナをメインアリーナとして戦う。広島出身の三谷は、「より一層注目度が上がると思うので、その注目と期待に応えるために結果を残して、もっと広島のバスケットボールの認知を高めていきたいです。お客さんに見に来て良かったなと思ってもらえるように、まだ来てないお客さんにも興味を持ってもらえるように、広島で成長させてもらったところをプレーで示していきたいです」と意気込んだ。

 広島4年目の山崎は、「優勝はもちろんですけど、その前にまずはこの2シーズン届かなかったチャンピオンシップに出場することだと思っているので、先を見るのではなくて、まずはしっかりと1戦1戦、目の前の敵をやっつけることを念頭に置いてやっていきたいです」と力を込めた。

文・写真=湊昂大

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