2021.12.19

ENEOSが9連覇達成…岡本の20得点を筆頭にデンソーを撃破/皇后杯

ゲームハイの20得点と躍動したキャプテンの岡本彩也花[写真]=加藤誠夫
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 12月19日、皇后杯の決勝戦が行われ、ENEOSサンフラワーズがデンソーアイリスと対戦した。

 試合開始から互いにスピード感あふれる展開となったこの試合、ENEOSは渡嘉敷来夢がインサイドで得点すると、林咲希が2本の3ポイントを沈め、10-2と序盤からリードを奪う。しかし、デンソーの本川紗奈生にこのクォーターだけで9得点を奪われると、一時は逆転されるなど接戦に。それでも、最後は20-19とENEOSがリードして第1クォーターを終えた。

 続く第2クォーター序盤、デンソーの髙田真希と渡嘉敷がインサイドで得点を入れ合うなど、リードチェンジを繰り返す。しかし、渡嘉敷と梅沢カディシャ樹奈の得点や、林の長距離砲で猛攻を仕掛けたENEOSは、14-0のランでデンソーを突き放す。その後、赤穂ひまわりの連続得点で点差を詰められる場面もあったが、終盤に岡本彩也花が3ポイントを沈めると、高田静の長距離砲がブザービーターで決まり、49-35とENEOSがリードを広げて試合を折り返した。

髙田と渡嘉敷のマッチアップは白熱した戦いに[写真]=加藤誠夫

 迎えた第3クォーターもENEOSが着実に得点を重ね、ジワジワと点差を広げると、終盤には岡本の3ポイントでリードは20点に。さらに岡本が追加点を奪いリードを広げるが、デンソーの稲井桃子と近藤楓に立て続けに3ポイントを決められ、67-49で最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、ENEOSが開始直後に連続8得点を奪うと、中盤には岡本のアシストから林がこの試合5本目となる3ポイントを沈める。デンソーの得点ペースが落ちるなか、ENEOSがリードを広げていき、最後は86-62で勝利。ENEOSが見事に皇后杯9連覇を成し遂げた。

 ENEOSは岡本が20得点7アシスト、渡嘉敷が19得点18リバウンド7アシスト、林が17得点、梅沢が13得点19リバウンド、高田が11得点をマーク。一方のデンソーは、赤穂が14得点7リバウンド、稲井と近藤が12得点、髙田が9得点10リバウンド、本川が9得点を挙げるも、悲願の初優勝には届かなかった。

■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 86-62 デンソーアイリス(@代々木第二体育館)
ENEOS|20|29|18|19|=86
デンソー|19|16|14|13|=62