2020.01.03

滋賀レイクスターズとレバンガ北海道、天皇杯ファイナルラウンドへ勢いをつけるのはどちらか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスターズvsレバンガ北海道(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:1月4日14時5分、第2戦:1月5日14時5分

 12月は3連勝と好スタートを切りながらも、最後の3連敗で5勝5敗の五分に終わった滋賀レイクスターズ。翌週に控える「第95回天皇杯全日本バスケットボール選手権」ファイナルラウンドは、西地区から唯一の出場であると同時に、滋賀にとって初めての大舞台。ここで存在感を示すために、今節は勢いに乗る勝利が欲しい。

 滋賀は前節、川崎ブレイブサンダースと対戦。1戦目は第1クォーターに29失点したものの、試合中盤はディフェンスで奮起。激しいつばぜり合いの末に延長にもつれ込み、残り1分を切って3点リードを奪ったが守りきれず悔しい1点差負け。2戦目も第2クォーターを9失点に抑えてリードして折り返したが、後半に高確率の3ポイントを浴びた。ただ、無念の連敗となったとはいえリーグ全体首位と互角に渡り合い、手応えを感じられる内容だったことも確かだ。

 レバンガ北海道も、今節の後に天皇杯ファイナルラウンド初出場を控える。前節の富山グラウジーズ戦は2戦とも僅差の熱戦となったが、あえなく連敗。ロースコア気味に進んだ1戦目は前半の8点リードを守れず、3点差の惜敗。2戦目は19本のオフェンスリバウンドで得点が伸びたが、ファウルトラブルに陥って後半に大量54失点。残り39秒に4点プレーを許したのが致命傷となり、わずかに2点及ばなかった。滋賀と対照的に悔やまれる内容の連敗だったが、翌週の大舞台に向けて今節が大事になるのは滋賀と同じだ。

 今季のこの顔合わせは4試合あり、滋賀はまずホームを確実に守っておきたい。そのキーマンは、前節1戦目もトリプルダブル級の活躍に加えて4スティール2ブロックとオールラウンダーぶりを発揮したヘンリー・ウォーカー。北海道戦は同じくアウトサイドでオフェンスの起点となるマーキース・カミングスとのマッチアップが濃厚とあって、特にディフェンス面でのウォーカーの活躍が滋賀の勝利には欠かせない要素となるはずだ。

■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
齋藤拓実
狩俣昌也
シェーファーアヴィ幸樹
佐藤卓磨
ヘンリー・ウォーカー
中村功平
谷口光貴
ジェフ・エアーズ
高橋耕陽
荒尾岳
狩野祐介
クレイグ・ブラッキンズ
伊藤大司
前田怜緒※特別指定

・北海道(ヘッドコーチ:内海知秀)
橋本竜馬
ケネディ・ミークス
マーキース・カミングス
ファイ・パプ月瑠
中野司
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン
桜井良太
マーク・トラソリーニ
内田旦人
川邉亮平
松島良豪

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