2020.11.21

【#勝手にオレ愛】第1回後編 横浜ビー・コルセアーズ芸人 鬼ヶ島・和田貴志さんが選ぶ「歴代ベストファイブ」発表

『鬼ヶ島』和田貴志さんが選ぶ「横浜ビー・コルセアーズ歴代ベストファイブ」を発表(写真はご本人提供)
鹿児島南高-愛知学泉大-カリフォルニア州立大ベーカーズフィールド校-ベーカーズフィールドカレッジ出身。帰国後FIBA国際代理人資格をアジア初の受験取得。プロリーグ発足後まもなく資格返納しチームスタッフへ。富山-滋賀-岩手-大阪でスカウト/通訳/GM/クラブ代表を経験。現在は様々なカテゴリーのバスケ解説を務める。座右の銘「一緒に日本のバスケを熱くしよう!」

新連載『勝手にオレのチーム愛を聞いてくれ!』、略して『勝手にオレ愛』は…バスキン編集部とバスケコメンテーターの井口基史氏がBリーグチームを愛する業界人を独断と偏見で選び、チーム愛を徹底的に聞くという、誰が喜ぶかわからないが愛を思う存分語れるという大変名誉あるインタビューです。

我こそはというオレ愛に自信のある業界の方自薦他薦は問いません。有名かどうかより愛の深さを問う企画です。アピールをぜひよろしくお願いいたします。

もちろん申込みフォームはありませんのでブースター/バスキン編集部/井口さんへ愛が届くように頑張ってください…

「ファン・ブースターの皆さまへ」チーム愛優先ですので、特定チーム複数回やゼロの可能性をご了承下さい…#勝手にオレ愛

構成・文=井口基史

第1回後編 横浜ビー・コルセアーズ芸人鬼ヶ島・和田貴志さん「僕が選ぶ横浜ビー・コルセアーズ歴代ベストファイブ!」

記念すべき第1回は、ビーコルのブースターが誇る、お笑いブザービーター、プロダクション人力舎所属トリオ、鬼ヶ島の和田貴志さんにビーコルへの思いを語っていただきます!

プロダクション人力舎・鬼ヶ島(和田貴志:写真右)


■プロフィール
和田貴志(わだ たかし)1978.8.17生/神奈川県出身。
プロダクション人力舎所属・鬼ヶ島(おにがしま)のメンバー。コントを中心とするお笑いトリオ。現メンバーで2007年から活動。2013年キングオブコント準優勝を筆頭に、リンカーン/エンタの神様/内村さまぁ~ず等、数々のバラエティーで活躍し、単独ライブは熱狂的なファンを集める。自身も中高バスケ部だったこともありビーコルに出会った。現在3x3 BEEFMAN.EXEアンバサダーも務める。
Twitterアカウント @wadatakashi0817

和田貴志が選ぶ横浜ビー・コルセアーズ歴代ベストファイブ!

――それではこのインタビューでの一番の名誉になります、「和田さんが選ぶ歴代ベスト5」の発表をお願いします。
和田 
ありがとうございます。これは1週間悩み続けて、まだ決めかねているポジションがありますが、いきましょう! まず大前提として、貢献してくれた選手や特別な思い出なども色々ありますが、ビーコルがナウ勝つための歴代最強5人を選んだとご理解お願いします。

1番 生原秀将(2019-)

生原選手の魅力は「あの気持ちは熱いけどプレーは冷静なところ」 [写真]=B.LEAGUE


――これは意外にも在籍年数の浅い選手からの選出ですね。
和田 
生原選手が横浜に来てくれてからのチームの安定感と安心感は本当にありがたいです。あの気持ちは熱いけどプレーは冷静なところが魅力なんですが、たまに熱さが漏れて吠える姿にキュンとします。あとチームが欲しいところでのスリーポイントも凄いんです。川崎(ブレイブサンダース)戦のサザランド選手のブザービーターが有名ですが、実はその前に生原選手が大事なスリーを決めてくれているんですよ。あと横浜ブースターは各クォーターのクロージングで仕事をする姿とか、PGとして個性の強い選手たちを気持ちよくプレーさせてくれる生原選手が好きだと思います!

――う~ん。言わせているのはコチラですが、なんだか和田さんと親交のある選手たちとの関係が大丈夫なのか心配になりますね…。

生原選手でキュンとしていただき、サザランド選手のブザービーターまでおかわりどうぞ(協力:横浜ビー・コルセアーズ

2番 川村卓也(2016-19)

2番ポジションは迷うことなく川村卓也 [写真]=B.LEAGUE


――ここはもうノークエスチョンということでよろしいでしょうか。
和田 
自分の神様はダウンタウンの松本さん、マイケルジョーダン、川村卓也の三人に変更です!

3番 アキ・チェンバース(2019-)

「得点源プラスDEFの要」と頼りにするアキ・チェンバース [写真]=B.LEAGUE


――おお~! ここでも歴代のタレントより現役メンバーを選んできましたね。
和田 
まずアキ選手に感謝したいのは、スターチームの千葉ジェッツから当時最下位だった横浜にスーパースターが来てくれたことですよね。特に川村選手、高島選手、細谷選手、湊谷選手が退団したことで寂しくなったブースターは沸きあがりましたね。加入してすぐに1on1のディフェンスやランニングプレーでずっと横浜に必要な部分を補ってくれたし、いつもチームのためにリバウンドやルーズボールも頑張ってくれているんです。感覚的にはいつも100パーセントでプレーしてくれているんですが、仲間のファールトラブルやチームが苦しい時に120パーセントのアキ選手が出てきて、顔つきが「俺に任せろ」という表情に変わるのがたまらないです。ずっと勝てなかった川崎を破ったブザービーターのジェームズ・サザランド選手(2019-20)も悩みましたが得点源プラスDEFの要として、ここはアキにハッスルしてもらいます。

――か?! もうブースターじゃなくてヘッドコーチ和田として選んできたということですね…。

5番 ハシーム・サビート・マンカ(2017-18)

4番を決める前に5番のハシーム・サビート・マンカをセレクト [写真]=B.LEAGUE


和田 すみません4番ポジションを言う前に5番から言わせてもらえませんか!!

――和田さん…本当のホントのガチじゃないですか…。
和田 ここのポジションを誰にするかによって4番が決まる意味も含めて、サビート選手を選ばせてもらいました! やっぱりゴール下にサビートがいるか、いないかで全然違うチームだと思うんです。Bリーグ最多記録の1試合8ブロック(秋田:カディーム・コールビー選手/サビート選手2人が持つリーグ記録)や川村選手とのコンビのアリウープは今でも忘れられないですし、ブロックショットでお客さんを呼べる数少ない選手だと思います。特に横浜はNBA好きが多い土地柄かもしれないですが、それまでBリーグを観たことのない人たちにもビーコルを知ってもらうきっかけになったと思います。あのブロックを決めて遠くを見つめるポーズは、エンタメとして横浜には大きかったです。
――なるほど。強烈な個性とサイズがあるということで、生原選手が必要かつ、4番の発表を後回しにしたという和田HCの判断ですね…。

4番 ジェフリー・パーマー(2016-18)…後日変更…

悩みにや悩んだ4番にジェフリー・パーマーを選択しましたが…[写真]=B.LEAGUE


和田 そうなんです! それで皆さん理解できると思いますが、4番はジェフリー・パーマー(以下JP)にしました! いやココはホント今日のインタビュー前までというか、さっきまで悩んでいました! 今シーズンからきてくれたパトリック・アウダ選手も色んなことができる活躍を見せてくれていますし、ジェイソン・ウォッシュバーン選手(2015―16,19)はいつまでもブースターの誇りです。ただ最強チームにはインサイドの選手も3PTが必要なことと、チームに与えてくれるエナジーの部分でJPにさせてください!

――確かにJPがチームを鼓舞するシーンは印象的でしたね。愛溢れる和田HCチョイスの歴代ベスト5ありがとうございます!
和田 
本当に難しかったです。でもおかげで色んな忘れられない試合を思い出すきっかけになりました。改めて振り返るといろんな選手に感動をもらっていますし「ああ、俺ってこんなに横浜のことが好きなんだな」と思っちゃいました(笑)。
――だいぶ愛がこぼれていましたね?

~インタビューを終えた後日、原稿締め切りギリギリに和田さんから緊急連絡~

和田 すみません、あれからいろいろ悩んだのですが、やっぱり4番ポジションはロバート・カーター(2020―)にさせてください!!
――どんだけ悩んでいたんだ?

4番 ロバート・カーター(2020-)…正式決定

ロバート・カーターの活躍ですでにオフが心配になっているという…[写真]=B.LEAGUE


和田 島根時代から凄いスコアラーだなとは思っていたんですけど、きっと横浜が残留プレーオフから離脱するには必要な存在だと思います! 合流後は得点だけじゃなくて、アシストやリバウンド、ボール運びと色んな仕事をしてくれています。この調子で頑張ってくれるのは嬉しい反面、ひょっとして来シーズンは他球団に獲られて横浜にいないんじゃないかという不安がよぎります…それを阻止するために早速ユニフォームはアキ選手、タオルはカーター選手を買って、ささやかな抵抗をしています!
――なるほど! シーズン序盤ですでにシーズン終了後の選手流出を心配する気持ちは痛いほど分かりますよ~。染みついていますね!
和田 
このインタビューが芸人人生で一番気合いを入れて臨んだインタビューです! ベスト5は本当に悩み抜きましたし、本当はシックスマンまで入れてほしいくらいです。この取材きっかけに色んな種類のベスト5を考えてみたくなりました!

和田氏と親交のあるBリーグ芸人とブースター共にトークライブも開いた(写真はご本人提供)

――それでは最後になりますが、これからのブースターとしての目標やどんなチームになって欲しいとかがあれば教えてください。
和田 
もちろん勝ってくれたら嬉しいですが、横浜の良い所はチームがイベントを開いてくれたり、横浜愛を感じられる距離感があって、ブースターも、スポンサーさんも、ビーコルボランティアクルーも、Eyes’さんも(アイズ:横浜ビー・コルセアーズ公式ブーストソング「We are B-CORSAIRS」を歌うシンガー)、B-ROSE(チアリーダーズ)も一緒にみんなでチームを支えているんだと感じています。できれば本当にこのままの雰囲気で、みんなで一緒にCS進出して、チャンピオン獲って、みんなで号泣したい! といつも思っています。
――なるほど。秋田で流した涙とはまた違う涙が出せたら最高ですね!

――芸人としてのお知らせやライブ告知があればお願いします。
和田 
はい! Bリーグを愛するブースターの皆さん! 今度うちのアキ・チェンバースが日本代表に選ばれるかもしれないので気を付けてください! 代表に入ったらすぐ案内しますのでツイッターフォローよろしくお願いします! ビーコルの合間にお笑いのお知らせも挟んでいますので、そちらもチェックしてもらえればうれしいです(このインタビューは2020年11月上旬に行われました)。

~トップバッターを務めてくれた和田さん。ビーコルブースターからの信頼の厚さを感じるインタビューにビーコール魂を感じた。初回でハードルをあげにあげてくれた和田氏に続く「勝手にオレ愛」を語れる業界人は現れるのか!!~

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