2021.02.19
『勝手にオレのチーム愛を聞いてくれ!』、略して『勝手にオレ愛』は…バスケキング編集部とバスケコメンテーター井口基史がマイチームを愛する業界人を独断と偏見で選び、チーム愛を徹底的に聞くという、誰が喜ぶかわからないが愛を思う存分語れるという大変名誉あるインタビューです。
我こそはというオレ愛に自信のある業界の方自薦他薦は問いません。有名かどうかより愛の深さを問う企画です。アピールをぜひよろしくお願いいたします。「ファン・ブースターの皆さまへ」チーム愛優先ですので、特定チーム複数回やゼロの可能性をご了承下さい…
#勝手にオレ愛
構成・文=井口基史
好評企画の第3回「#勝手にオレ愛」はお笑いポイントガード・つげさんよりSR渋谷愛をフロアダイブしていただきます!
■プロフィール
柘植達大(つげ たつひろ) 1985年8月10日生/東京都世田谷区出身。
プロダクション人力舎所属:敏感ファイルのボケ担当。サンロッカーズ渋谷応援番組にてレポーターを務めたのち、チーム公式イベントなどでMCも務める根っからのSR渋谷ブースター。Wリーグも愛しつつ、シーズン中は青山学院記念館と墨田区総合体育館を探せば見つかっちゃう、若手バスケ芸人のポイントガード的存在。Twitterアカウント:@tatsuplanet インスタアカウント:@tatsuhirotsuge

――まずはバスケやSR渋谷と出会った経緯を教えてください。
柘植 うぉー! このインタビューまで本当に緊張でしたよー! 自分は父親からもらったマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)のビデオを見たことがきっかけでバスケにはまり、中高バスケ部、大学でお笑いを志したこともあり、サークルでバスケを楽しみました。小学生の頃、近所の公園でドリブル練習していたところ、大学生くらいのカップルが「バスケが好きなの?」と声をかけてくれて、一緒に遊んでくれました。そして「来週同じ時間にもう少し教えてあげる」と約束し、またバスケを教えてもらいました。そのときお姉さんから、「あのお兄さんはバスケ日本代表なんだよ」と教えてもらい、当時意味がよく分かっていませんでしたが、今考えると凄いことだったと改めて思います! 当時中目黒駅周辺で自分にバスケを教えてくれた元日本代表の方! ありがとうございました! いつかお礼を言いたいと思っていました。心当たりの元日本代表の方は大変お手数ですが、プロダクション人力舎までご一報をお願いします!
――幼いころのバスケ経験は大事だということですね! 元日本代表からのアシストですね。
柘植 どこかで言いたいとずっと思っていたので、やっと言えるチャンスが来て嬉しいです! バスケ仲間とは、いろんなカテゴリーを節目で見る機会がありました。ウインターカップは同世代や次世代選手を生で見るチャンスでもありましたし、bjリーグの東京アパッチも観ていて、Hip Hopテイストが凄くてカッコいいと思っていました。当時はこんなに肩まで沼にしっかりつかると思っていなかった、SR渋谷も見ていて、菅裕一選手(2010年引退)、佐藤稔浩選手(2012年引退)も覚えています。菅選手のアスレチックなプレイや佐藤選手のコントロールは凄かったですからね。ともに俺達の永久欠番のレジェンドですので、今は見ていて良かった〜と凄く思います。またそこに背番号9(ベンドラメ礼生選手)も永久欠番として仲間入りするまで、一緒に戦っていくつもりです。
――その時代から応援されている方は意外と多いですからね。“SR渋谷沼”にはどのように足を踏み入れたのでしょうか。
柘植 子どもの頃から野球もサッカーも特定チームを応援することはなかったんです。Bリーグ開幕時も、岡田優介選手(東京アースフレンズZ)や富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)を見に行っている中、先輩芸人の鬼ヶ島・和田さん(プロダクション人力舎所属・ビーコル芸人)に横浜ビーコルセアーズに誘って頂いたのがきっかけでした。それから和田兄さんは川村卓也選手(シーホース三河)を神と崇め、地元横浜沼に肩までつかっていく姿を近くで見ていました。そんなタイミングでSR渋谷にロバート・サクレ選手が(2019年引退)が電撃加入してくれ、レイカーズで見ていた選手が渋谷にくるんかい‼と興奮しました!自分は世田谷区出身ですのでホームタウンに近いSR渋谷をマイチームにしてくれたのはサクレのおかげで、そこからSR渋谷に一喜一憂するの日常になっていきました!

渋谷駅前を巡回中のサンディーと勝利を誓い記念写真(写真はご本人提供)
――SR渋谷の特徴を一言で表現すると?
柘植 一言ですか? 難しいなー! 「個性豊か…」ですかね…。例えば3ポイントシューターでも田渡修人選手のように「そこから入るんかい!」というディープスリーを沈める選手や、モリザネセクシー(盛實海翔選手)のように予想できないタイミングで、チームを乗せるスリーを決めるシューターもいる。ディフェンスだと渡辺竜之佑選手のように、ガードでありながらリバウンド争いやルーズボールもファイトしてくれるディフェンダーがいれば、関野剛平選手のようにフルコートのアグレッシブさで勢いをくれるファイターもいる。外国籍選手とのマッチアップも苦にしない野口大介選手なんか、何度もチーム救ってくれていますからね。他にもインサイドでは〜(その後30分「個性豊か」について語る…)
――すみません一言でお願いしたのですが。あとファン・ブースターはどうでしょうか。
柘植 一言なんて無理ですよ!! じゃあいろんな特色があるということで「虹」にします! ファン・ブースターは正直他のチームに比べると、大人しいねと言われたこともあります。長くチームを応援しているオールドファンがいて。Bリーグ発足後にチームを好きになった方も大勢いて。特定の選手を応援している方もいる。声を出すより静かに見守るのが好きな方もいる。写真でチームや選手を収めることが好きな方もいる。とにかくサンディーを応援しているという方も多かったり。みんなそれぞれ自由な形でチームを応援するというのがSR渋谷の特徴かもしれません。
――何度もすみませんが一言で表現するとすれば?
柘植 「フリーイエロー」ですかね〜。フリーイエローと言っても忘れもしない、さいたまスーパーアリーナ2020天皇杯ファイナルでは、チーム・ファンが共に一つになって戦う「バーニングイエロー」に変身した瞬間もありましたからね! ただのフリーイエローじゃないですよ!
――やはりバーニングイエロー@天皇杯ファイナルが忘れられない一戦になりますでしょうか。
柘植 そうですね。あの日は普段は大人しいと言われるフリーイエローが、ゴール裏でお互いイエローを見つけると「一緒に頑張りましょう!」と試合前からハイタッチが起こる特別な雰囲気がありました。試合終了後の伊佐勉ヘッドコーチのインタビューで「皆さんのおかげでここまで来られた」というコメントがありましたが、フリーイエローからすると「サンロッカーズ列車に乗せてもらい、この舞台に連れてきてくれてありがとう!」と心から思いました。勝ったことも嬉しかったですが、チームもファン・ブースターも一つになれた、忘れることのできない天皇杯でした。あとからバスケットliveで何回もおかわりしましたが、山内(盛久)選手が勝負所でスリーを沈めてくれたシーンをカメラで抜かれていて、あまりの自分のヒーサーLOVE具合にドン引きしました。芸人としてのテレビ出演回数より、バスケットliveに抜かれている回数が多いのは、フリーイエローの誇りと思って良いのか。迷いどころです!
――そういう意味で死闘の天皇杯ファイナル・川崎がライバルという見方でよろしいのでしょうか。
柘植 あの試合はスクランブルでPG起用された川崎・辻(直人)選手のパフォーマンスに脱帽でしたよ! 辻選手の戦う姿勢には、敵ながら胸を揺さぶられるモノがありました。それと試合後のさいたまスーパーアリーナで、川崎ユニフォームを着たブースターさんが声をかけてくれ、ニコッと笑いながら「おめでとう! 負けたよ!! 次は負けねーぞ!!!」とグータッチしてくれました! あの瞬間から川崎は共に死闘を演じた「戦友」だと思っています。
――お~! バーニングイエローからリスペクトイエローになったんですね!
柘植 ライバルとしてあげるなら、同じ東京をホームとするアルバルク東京だと思います。2018年10月24日の墨田区総合体育館、61−62で負けた試合の悔しさは忘れられません! 開幕戦でA東京に連敗し、最初にアルバルクをホームに迎えた試合で、チームもファン・ブースターも気合十分でした。実はそのシーズン前、A東京はリーグ制覇し、優勝パレードを渋谷センター街(バスケットボールストリート)で行い、アルバルクも渋谷をホームタウンとしているので、当たり前のことなんですが、渋谷を名乗る自分たちからすると、悔しい気持ちでいっぱいでしたよ! くぅー! うらやましーぞー! と。

渋谷センター街での優勝パレードの場所取りをするつげ氏(写真はご本人提供)
――なるほど! 優勝パレードがらみの悔しさは首都圏チームならではのエピソードですね。
柘植 その試合はザック・バランスキー選手の勝負を決めるビッグショットで負けたのですが、自分がやっている世田谷Webテレビの「ざっくばらんTV」というのがありますが、しばらく番組のタイトルがイヤになるというトラウマをザック選手にもらいましたよ! ブザービーターが多いSR渋谷ですが、負けた経験があるからこそ、勝った時の喜びが大きいのであの試合を忘れることは無いと思います。
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