2021.03.26

5連敗中の横浜ビー・コルセアーズ、富山グラウジーズ撃破には守備で存在感を示す選手が必要

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

横浜ビー・コルセアーズvs富山グラウジーズ(@横浜国際プール)
第1戦:3月27日15時5分 第2戦:3月28日14時5分

 富山グラウジーズは前節、東地区首位の宇都宮ブレックス相手にB1リーグ1位の得点力を遺憾なく発揮し、90-85で勝ち星を手にした。試合は第2クォーターで引き離し、前半を14点ビハインドで終えたが、第3クォーターは相手の反撃に遭ってわずか1点差で最終クォーターへ。それでも、橋本晃佑の3ポイントシュート、ジョシュア・スミスを中心に再び差を広げると、最後はジュリアン・マブンガのバスケットカウント、岡田侑大のレイアップで試合を決めた。3連勝で迎える今節は、敵地で横浜ビー・コルセアーズと対戦する。

 前節、横浜は川崎ブレイブサンダースとの今シーズン最後の神奈川ダービーに臨んだが、結果は74-100で大敗。立ち上がりから14-25とされ、第3クォーターでは計30失点。ニック・ファジーカスにはトリプルダブルの活躍を許した。

 チームは森川正明が21得点、外国籍選手の3名が2ケタ得点を記録したが、残りの得点者がケドリック・ストックマン・ジュニア、小原翼が挙げたそれぞれ2得点のみと偏りが見られた。富山戦に向けては守備で勢いを与える存在が必要だ。川崎戦で先発を務めたエドワード・モリス、大ベテランの竹田謙が5連敗から抜け出す救世主となれるか。

 富山vs横浜の今シーズンの対戦成績は、富山が2勝。しかも84-64(第6節)、96-55(第21節)と2戦とも快勝を収めている。富山は宇都宮戦のような失速をなくすべく、ディフェンスでは相手の速攻を防ぐことが1つのポイント。今回も力の差を見せつけ、あわよくば前節フル回転のマブンガ、スミスのプレータイムを抑えたいところだ。

文=小沼克年

■ロスター
・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
リチャード・ソロモン
山口祐希
飴谷由毅 ※特別指定
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜 ※特別指定
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

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