2021.03.31

前回対戦は富山グラウジースに軍配、秋田ノーザンハピネッツはリバウンド争いが勝利へのカギ

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

富山グラウジーズ vs 秋田ノーザンハピネッツ(@富山市総合体育館)
3月31日19時5分

 5連勝と好調をキープしながらも、富山グラウジースは依然としてチャンピオンシップ出場へ負けられない戦いが続く。今節はホーム・富山市総合体育館で秋田ノーザンハピネッツとの一戦だ。

 前節、横浜ビー・コルセアーズのホームに乗り込んだ富山。第1戦は第1、第3クォーターで引き離して15点差で快勝したが、第2戦は苦戦を強いられた。この日は相手の勝利への意欲が一層強く、第3クォーター終了時点で67−67の同点。それでも、1点ビハインドの残り4分26秒からジョシュア・スミス岡田侑大前田悟の連続得点でわずかに抜け出し、96−90で接戦を制した。

 チームは再びリチャード・ソロモンの欠場が続いているが、岡田をはじめ、前田や松脇圭志らの要所での働きが勝利へ結びついている印象だ。引き続きジュリアン・マブンガ、スミスの脇を固める日本人選手の活躍で、この勢いを保ちたい。

 現在、東地区4位の富山に対し、秋田は同地区7位とチャンピオンシップ出場へ向け崖っぷちの状態。また、前節から中1日で試合に挑む唯一のチームであり、さらには2節連続アウェーゲームとタフな日程を強いられた。

 前回富山と対戦した第20節では、ともに失点を70点台に抑えることに成功した秋田だが、第1戦は64−74、第2戦は76−79で惜しくも白星ならず。雪辱に燃える今節は、リバウンドが1つのポイントになりそうだ。前回対戦時は2戦連続で51本のリバウンドを取られ、3月28日のサンロッカーズ渋谷戦でも相手に15本もの差をつけられた。まずはボックスアウトを徹底し、相手のセカンドチャンスを潰したい。

 文=小沼克年

■ロスター
・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
リチャード・ソロモン
山口祐希
飴谷由毅 ※特別指定
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜 ※特別指定
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
王偉嘉
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
古川孝敏

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