2021.04.02

ディフェンスに苦しむ信州ブレイブウォリアーズ、本拠地の後押しを受けて本来の戦い方を思い出したい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

信州ブレイブウォリアーズ vs レバンガ北海道(@ホワイトリング)
第1戦:4月3日15時5分 第2戦:4月4日14時5分

 前々節に信州ブレイブウォリアーズが試合中止となってしまったが、前節はレバンガ北海道も試合中止。今節の両者の対戦は、信州がタフなスケジュールで戦うこととなった。前節の京都ハンナリーズ戦に続くホームゲームであることが救いだ。

 3月の信州は80失点を超える試合が多く、持ち味であるはずのディフェンスで苦しんだ。7試合中5試合をアウェーが占め、その最初の4試合がすべて80失点超え。接戦を勝ちきれない中、4試合目に95得点で白星を挙げたものの、その翌日は70失点と良いディフェンスを取り戻しながらも60得点で敗戦と、歯車がかみ合わない。

 北海道は前々節にアルバルク東京から1勝を奪ってみせた。敗れた1戦目も復帰したジョーダン・テイラーの起死回生の3ポイントシュートで延長に持ちこむなど粘りを見せ、第2戦は得点ランキングトップをひた走るニック・メイヨが37得点13リバウンドの大暴れ。前日と同じ96得点を40分間で叩き出し、守っては第2クォーターに相手を10得点に抑えたのが効いた。3月の7試合は1試合平均84.7得点。オフェンス力が上がってきたところにテイラーが復帰したことは鬼に金棒だ。

 信州は3月とは対照的に、4月に予定されている10試合のうち7試合までがホーム。特に今節と次節は、ホームの後押しを受けて本来の戦い方を思い出す絶好の機会だ。テイラーの存在は厄介だが、得意のディフェンスローテーションを駆使して北海道の得点パターンを限定したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・信州(ヘッドコーチ:勝久マイケル)
山本エドワード
井上裕介
西山達哉
栗原ルイス
武井弘明
佐藤託矢
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
ヤンジェミン
三ツ井利也
小野龍猛
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー

・北海道(ヘッドコーチ:宮永雄太
橋本竜馬
ジョーダン・テイラー
牧全
葛原大智
中野司
多嶋朝飛
ファイ・パプ月瑠
桜井良太
玉木祥護
内田旦人
山口颯斗 ※特別指定
ニック・メイヨ
ジャワッド・ウィリアムズ

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