2021.07.26
レバンガ北海道は19日、佐古賢一氏がヘッドコーチに就任したと発表した。
神奈川県出身の同氏は現在51歳。現役時代いすゞ自動車ギガキャッツとアイシンシーホース(現シーホース三河)でプレーし、天皇杯で12度、JBLで9度の優勝を果たした。また、日本代表としてアジア選手権やアジア大会など国際大会に多数出場した経験も持つ。現役引退後の2014年に広島ドラゴンフライズのヘッドコーチに就任したが、2017年をもって退団。その後男子日本代表のアシスタントコーチに就き、2018年からアンダーカテゴリーの指揮官を兼任していたが、今日離任が発表されていた。
佐古氏は就任にあたり、クラブ公式HPで以下のとおりコメント。
「レバンガ北海道の立ち上げの際に、微力ながら関わらせていただいたこともあり、再び縁あってこのクラブのヘッドコーチになれることをとてもうれしく、また光栄に思います。
今回の決断は簡単ではありませんでしたが、やはり決め手となったのは折茂代表の存在です。これまでのバスケ人生の中で、同じチームでプレーするチャンスは何度かあったのですが、最終的に縁がなく、日本代表以外で同じユニフォームでプレーすることは叶いませんでした。
それぞれ選手を引退し、別々の道ではありますが、バスケットボールに関わらせていただいていた中で、今回折茂代表自ら声をかけてくれたことで、ようやく2人で一緒のチームで戦える、一緒のチームで日本一を目指せるチャンスが巡って来ました。家族もそのことを理解してくれて、今回のオファーをポジティブに受け取ってくれたことも決断の大きな要因でした。
そして、待ち遠しく思っているのが、レバンガ北海道の熱いブースターの皆さんにお会いすることです。厳しい成績が続いている中、変わらず一生懸命応援してくれている方がたくさんいるこのクラブのために、ブースターの皆さんのために、さらに応援してもらえるように勝利を届けたいと思います」
また、折茂武彦代表取締役社長も発表に際してコメントを寄せている。
「新しいチームのヘッドコーチに求める要素は、以前もお伝えしておりますが、戦略戦術以前に、日本一に本気で挑戦する強い意思。そして、チームコンセプトである「常に全力でプレーし、攻守にわたって連動性を持つアグレッシブなバスケ」を、一貫性を持って徹底できることと、選手たちに対して共通のマインドセットができること。私の頭の中ではこの要素を兼ね備え、ともに日本一を目指せるのは佐古氏以外考えられませんでしたので、私自身が直接交渉し、今回の契約締結の運びとなりました。
佐古ヘッドコーチのもと、今シーズンのレバンガ北海道は、戦う集団として皆様にひとつでも多くの勝利をお届けできるよう、私も全力でチームをサポートし進めて参りますので、皆様の応援をよろしくお願い申し上げます」
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