2021.11.11

負傷者続出の琉球を勝利に導いたアレン・ダーラム「彼らのためにも…」

三河戦で27得点18リバウンドを記録したダーラム[写真]=B.LEAGUE
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 11月10日、琉球ゴールデンキングスシーホース三河との西地区上位対決に臨み、接戦の末に74-72で勝利した。渡邉飛勇田代直希ジャック・クーリーが負傷や体調不良によりベンチ入りせず、小野寺祥太ドウェイン・エバンスも負傷の影響で出場がかなわないなか、チーム一丸となって戦い、どのクラブよりも先に10勝目に到達してみせた。

 試合後に選手やヘッドコーチがクラブ公式サイトにてコメントを発表。27得点18リバウンドを記録して勝利の立役者となったアレン・ダーラムは、「負傷者が多い状態で、彼らのためにも普段より成長しないといけないと思ってプレーしたので、良い結果をもたらすことができて良かった」と試合を述懐し、「次の群馬戦でも、今夜のように我慢強く自分たちのバスケットボールを続け、勝利したい」と意気込みを話した。

 一方、司令塔として10得点3アシストを挙げた並里成も、「メンバーが欠けているなかで、出場した選手が自分の役割をしっかりやって、我慢して我慢して、キングスのバスケットを続けたので勝ち切ることができた」と出場8選手で接戦をものにした事実に手応えを感じている様子。

 指揮官の桶谷大ヘッドコーチも「負傷者が多いなかで戦うのは難しかった」と苦しい台所事情を明かしながらも、「後半になって小寺(ハミルトンゲイリー)選手をはじめ、出場した選手それぞれが自己犠牲を払って戦ってくれたので、チームとしていい流れになり、主導権を取ることができた」と選手たちの奮闘をたたえた。

 負傷者続出の苦難に見舞われながらも、高いチーム力で好成績を維持する琉球。今後の奮闘に期待するとともに、フルメンバーがそろった時にその力はどこまで高まるのか、楽しみに待っているファンも多いことだろう。

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