2021.12.31

【川崎 vs 三遠】川崎は連勝スタートを目指す…三遠はミスを減らしてアタックしたい

フリーライター

川崎ブレイブサンダース vs 三遠ネオフェニックス(@とどろきアリーナ)

第1戦:1月2日18時5分 第2戦:1月3日16時5分

 2022年最初の試合へ向け、川崎ブレイブサンダースは前節、良い締めくくりができた。茨城ロボッツ戦では第1クォーター終盤からディフェンスのプレッシャーを強めて、第2クォーターで逆転。ニック・ファジーカスの19得点を筆頭に6人が2ケタ得意をあげるなど、104得点を積み上げ、シーズン最多得点差となる39点差をつけた。

 東地区2位の川崎にとって、新年一発目の試合は、観客収容人数を100パーセント収容で迎える久々の一戦だ。堅守から分厚い攻撃につなげて、3週間ぶりの同一カード2連勝を狙いたい。前田悟米須玲音ら新しい選手たちにとっては、収容制限の無い初のホームゲームで活躍に期待がかかる。

 対する西地区10位の三遠ネオフェニックスは前節、琉球ゴールデンキングスに32点差の完敗。相手の強いプレッシャーに対して攻撃が機能せず、逆にミスやリバウンドから流れを持っていかれた。ターンオーバーは、連敗を止めた前々節のシーホース三河戦の10個を上回る16個に及ぶ。

 今節の川崎戦も琉球同様にディフェンスが強い相手だ。三遠が勝つためには第4クォーター終盤までいかにターンオーバーを減らせるか。相手の圧力に負けず、サーディ・ラベナ津山尚大らがドライブでリングへアタックし、攻撃の手詰まり感を解消したい。

 また前節、B1で初めて通算300試合出場を達成した三遠・太田敦也と、川崎・藤井祐眞のB1鉄人級選手たちにも注目。ともに粘り強いディフェンスが持ち味なだけに、藤井はラベナと、太田はファジーカスとのマッチアップが予想される。どちらがチームに流れを引き寄せられるか楽しみだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
米須玲音 ※特別指定
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
綱井勇介
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

・三遠(HC:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
ロバート・カーター
太田敦也
杉浦佑成
岡田慎吾
ジャスティン・ノックス
松脇圭志
エリアス・ハリス
田渡凌
半澤凌太
津山尚大
津屋一球
山内盛久

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