2021.12.31

【京都 vs 三河】まずはディフェンスを立て直しともに新年明けて仕切り直したい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

京都ハンナリーズ vs シーホース三河(@京都市体育館)

第1戦:1月2日14時5分 第2戦:1月3日14時5分

 9連敗と苦しんでいた信州ブレイブウォリアーズを相手に立ち上がりから防戦一方となり、29点差の完敗を喫した京都ハンナリーズ。故障明けのデイヴィッド・サイモンは24得点9リバウンドと期待された役割を果たしたが、チーム全体では25リバウンドと課題を改善できず、信州の本来の持ち味である3ポイントシュートも気持ちよく打たせてしまった。西地区最下位のまま年が明け、今節は気分を一新して臨みたい。

 シーホース三河も前節は島根スサノオマジックのバランスの良いオフェンスに苦しめられ、92失点で敗れた。前々節には連敗中の三遠ネオフェニックスに敗れるなど直近の6試合で1勝5敗と負けが込み、12月は4勝6敗と負け越し。開幕当初の好調ぶりが影を潜めた感は否めず、仮に今節連敗するとついに“貯金”は底をついてしまうとあって、危機感を募らせなければならない局面だ。

 京都はサイモンの復帰でようやく態勢が整いつつあるところ。サイモン不在の間にペイントエリアでの働きを一身に担っていたジャスティン・ハーパーの高さを絡めながら、まずはインサイドの攻防で戦い方を確立したいところだ。そのインサイドで主導権を握るためにも、周りを固める日本人選手の献身的なプレーが重要となってくるが、そこで期待したいのは、やはり戦列に復帰して間もない加藤寿一。前節の21分6秒出場と9得点はいずれも今シーズン2番目の数字であり、初めての古巣との対戦でさらに意気込む姿を見たい。

文=吉川哲彦

■ロスター

・京都(HC:小川伸也)
會田圭佑
ジェローム・ティルマン
久保田義章
内田旦人
満田丈太郎
秋山皓太 ※インジュアリーリスト
鈴木達也
細川一輝
加藤寿一
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン
小室昂大 ※特別指定

・三河(HC:鈴木貴美一)
柏木真介
細谷将司
カイル・コリンズワース
長野誠史
ジェロード・ユトフ
根來新之助
角野亮伍
西田優大
橋本晃佑
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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