2022.04.14
4月9日にアリーナ立川立飛でB1リーグ第30節第1戦が行われ、東地区2位のアルバルク東京が同8位の横浜ビー・コルセアーズと対戦。試合終了残り1分17秒に81-77と4点差まで迫られたものの、華麗なパス回しから田中大貴が3ポイントシュートを沈めるなど応戦し、91-80で逃げきった。
3ポイントシュート試投数がリーグで最も少ないA東京だが、この日はチーム全体で31本も放ち、ジョーダン・テイラー、吉井裕鷹、安藤周人、セバスチャン・サイズ、田中、小酒部泰暉の6人で計14本を成功。ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは試合後の会見で「相手は主にインサイドを守る形でディフェンスしていたので、アウトサイドがかなり空いた印象でした」と明かし、次のように続けた。
「我々にはシュート力のある選手がいます。いい形でボールを回して、外が空くような形を作ったら、慌てずに自分のリズムでいいシュートを打てばいいと感じています。ただし、無理なシュートは打たないように意識させています。明日もこのようなディフェンスであれば、思いきってシュートを打っていってほしいと感じています」
菊地祥平とライアン・ロシターの2人を欠き、安藤は約10日間の療養明けと、万全な状態ではなかった。指揮官は「選手たちがよく戦ってくれたと思います」と称え、「横浜は選手層が厚く、少しでも気を緩めたり、ミスをしてしまったら逆転される可能性もあったので、そこはしっかりと反省して、明日につなげていきたいと思います」と振り返った。
一方の横浜は、2月に行われた第16節の対戦で68-82、61-90の連敗を喫したA東京に対して善戦を繰り広げた。青木勇人HCは「しっかりと戦えた部分はあると思っています。その中であと一個のリバウンド、あと一個のシュートストップで相手が上手だったと思いますが、選手たちは自分たちがやっていることに手応えを感じているはずです」と評価し、チームの成長についてコメントした。
「ディフェンスの遂行力が上がったと思っています。また、ボールをもらえないなど自分たちの思うようなオフェンスが展開できなかった中、今日は自分たちのプレーができた部分は多くあったと思います。その中で、ディフェンスを頑張ってもセカンドチャンスを与えてしまったこと、オフェンスの勝負どころでターンオーバーをしてしまったことなどで、最後届かなかったと思います。成長の跡を見せられたと思いますが、まだまだ伸び代はあると思っています」
第2戦は10日15時5分ティップオフ。A東京が連勝を伸ばすのか、横浜が“4度目の正直”を果たすのか。
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