2022.04.14

【広島vs川崎】辻直人と青木保憲が迎える初の古巣戦、自らの活躍で勝利をもたらせるか

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

広島ドラゴンフライズ vs 川崎ブレイブサンダース(@広島サンプラザホール)
第1戦:4月16日13時55分 第2戦:4月17日14時5分

 西地区5位の広島ドラゴンフライズが今節迎え撃つのは、東地区3位の川崎ブレイブサンダース辻直人青木保憲にとっては初めての古巣戦だ。両チームのファンにとっても楽しみな2連戦は、果たしてどちらに軍配が上がるのか。

 広島は前節、敵地で島根スサノオマジックと対戦。第1戦は前半だけで21点ビハインドを背負い、3ポイントシュート成功率も25パーセントに沈んで完敗した。だが、第2戦は寺嶋良が前半から21得点を挙げる活躍で勢いをもたらすと、後半もリードを保って91-84でリベンジに成功。島根の連勝を「9」で止めるとともに、計34得点を叩きだした寺嶋はキャリアハイを更新した。

 川崎も前節の秋田ノーザンハピネッツ戦は1勝1敗で星を分け合った。特に第2戦では試合終了残り3分を切った時点で14点のリードを手にしていたが、そこからミスや3ポイントシュート攻勢で猛追に遭い、残り4秒で1点差。ラストプレーでは中山拓哉にハーフコート付近から劇的シュートを浴び、痛恨の逆転負けを喫した。第4クォーターで34得点を献上しただけでなく、勝利した第1戦でも最後の10分間を11-22と後手に回った。今節へ向けては試合の締め方を修正しなければならず、重要な局面こそスローガンに掲げる『MOVE』のごとく、全員で足を動かして相手を上回りたい。

 対する広島は、辻と青木が勝利の立役者となれるかに期待が高まる。藤井祐眞篠山竜青を含む4人が同時にコートへ立った際は、誰がどの選手と対峙するのかという点においても注目のマッチアップとなるだろう。

 文=小沼克年

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
柳川幹也
佐土原遼
ニック・メイヨ
井手拓実

・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
綱井勇介
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

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