2022.06.04
5月15日、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」のクォーターファイナルが開催され、千葉ジェッツは宇都宮ブレックスとの第2戦に臨んだ。
第1戦に70-81で敗れた千葉は、第2戦でも第1クォーターを9-23で終える苦しい展開に。なんとか25-35の10点差で試合を折り返し、第4クォーター終盤には3点差まで詰めるも、最後は70-77で2連敗を喫した。
ゲームハイの17得点6アシストを挙げて奮闘した富樫勇樹は、試合後の会見で「毎年勝つことは簡単ではないことを痛感しました」と悔しさを滲ませた。3大会連続でファイナルへ進出していた千葉は、Bリーグ初年度以来のクォーターファイナル敗退となった。
今シーズンの千葉は新型コロナウイルス感染症の影響により、全60試合の4分の1となる15試合が中止となった。「試合を重ねれば重ねるほど、勝とうが負けようがいろんな課題が出てきて、チームとしてよくなると思う」と話す富樫は「練習もできないような時期もありましたし、逆に練習だけをして試合が全くない時期もあったので、チーム作りをする上では難しいシーズンだったんじゃないかなと」とレギュラーシーズンを振り返った。
それでも、千葉はシーズン最終戦までもつれた東地区優勝争いを制し、貴重なホームコートアドバンテージを獲得。今シーズンはホームで25勝2敗と圧倒的な強さを発揮した千葉だったが、最後には東地区4位でワイルドカード上位の宇都宮に連敗を喫することとなった。
「正直、ホームゲームでやれるという心強さというのはかなりありました。シーズンも接戦だったのでワイルドカードだろうが、東地区1位だろうが力の差がないのは分かっていましたが、2日間通してここまで苦しい展開になることは想定していなかったです」
「ホームで連敗したことが一番悔しい」と話す富樫は「アウェーにたくさんの方が駆けつけてくれるなか、当日の試合中止もありました。それでも、ここまで応援してくれたブースターの皆さんには本当に感謝の気持ちしかないです。このチームは優勝以外では喜んでもらえないと思うので、また切り替えて、みんなで笑って終われるように頑張っていきたいと思います」とブースターへの感謝を述べて前を向いた。
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