2022.12.01

川崎ブレイブサンダースが天皇杯の悔しさを晴らす大勝…第1Qから圧倒して“神奈川ダービー”を制す

川崎が天皇杯で敗れた横浜にリベンジ [写真]=B.LEAGUE
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 11月30日に川崎市とどろきアリーナでB1第8節が行われ、川崎ブレイブサンダース横浜ビー・コルセアーズと対戦。Bリーグで今シーズン初の“神奈川ダービー”には、平日にも関わらず4619人のファンが観戦に訪れた。

 川崎は開幕戦を最後にマット・ジャニングを欠いての戦いが続き、第7節までの13試合を終えて7勝6敗で中地区3位。連敗こそ一度のみだが、シーホース三河仙台89ERSといった下位チームから白星を取りこぼす試合もあった。横浜と対戦した10月31日の「第98回天皇杯・第89回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会」3次ラウンドは、第1クォーターで15点のリードを奪いながら、同点に追いつかれて迎えた試合終了間際に逆転の3ポイントを献上。4次ラウンド、そしてその先のクォーターファイナルへ進む前に3連覇の夢が途絶えた。

 天皇杯のリベンジを期した試合は、第1クォーターから3ポイントシュートが好調で、ニック・ファジーカスジョーダン・ヒースがそれぞれ2本を成功。続く第2クォーター以降は藤井祐眞篠山竜青前田悟納見悠仁鎌田裕也熊谷尚也も続き、終わってみれば出場した11人中8人が長距離砲を沈め、98-60と38点差で大勝した。

シュートを放つ納見悠仁 [写真]=B.LEAGUE

 佐藤賢次ヘッドコーチが試合後の会見で「絶対にやり返すという雰囲気が準備の段階からありました。その気持ちが出だしからしっかりと表れたと思います」と語ったように、第1クォーターから11点のリードを奪い、その後の3クォーターもすべて横浜を上回った。

「天皇杯で負けた相手だったので、やり返すことができて良かったと思います」と振り返った藤井は、ケガなどでメンバーがそろわず、さらに天皇杯に敗退したことで「すごくいい雰囲気でできていたわけではありません」という。ただ、「徐々にいい雰囲気になって、いい試合が増えてきています」と現状をポジティブに捉えており、「マットが帰ってきて、僕たちのバスケットをできれば、もっともっといいチームになれると思います」と前を向いた。

 第8節の結果で中地区2位に浮上した川崎の12月は、島根スサノオマジック秋田ノーザンハピネッツ宇都宮ブレックス千葉ジェッツなど難敵との戦いを含めた12試合。天皇杯の悔しさをリーグ戦で晴らすために、2022年最後の1カ月で白星を重ねたいところだ。

■試合結果
川崎ブレイブサンダース 98-60 横浜ビー・コルセアーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
川崎|26|19|26|27|=98
横浜|15|15|13|17|=60

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