2023.01.10

【群馬vs茨城】前回対戦は1勝1敗…茨城は山口颯斗の得点とリバウンドが勝敗を分ける

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

群馬クレインサンダーズvs茨城ロボッツ(@太田市運動公園市民体育館)
GAME1:1月11日19時5分

 直前に天皇杯セミファイナルで20点差を守れず敗退した群馬クレインサンダーズは、前節はマイケル・パーカーケーレブ・ターズースキーを欠く難しい戦いとなったが、仙台89ERSを相手に2勝を奪うことができた。GAME1はトレイ・ジョーンズの連続得点で波に乗った第4クォーターを32-9と圧倒。2人の不在をカバーした野本建吾の働きも光った。GAME2はジョーンズと並里成がともに23得点でチームをけん引。秋田ノーザンハピネッツが背後に迫る中、2ゲーム差を維持した。

 茨城ロボッツは、アウェーで迎えた2023年最初の節は連敗。GAME1は島根スサノオマジックの安定したオフェンスを止めることができず、第1クォーターの13点ビハインドから盛り返したGAME2も最後は4点届かなかった。収穫はアシスト数で島根に引けを取らなかったことと、山口颯斗が2戦とも2ケタ得点を挙げたこと。山口はこれで5試合連続2ケタ得点となり、日本人選手では今最もオフェンス面で計算できる存在だ。

 B1昇格2シーズン目の両者は、今シーズンの第9節ですでに対戦し、2戦ともハイスコアの展開で1勝1敗の痛み分けとなっている。この時、山口はGAMEで無得点に終わりながら、GAME2は15得点で勝利に大きく貢献した。また、第9節で勝敗を分けた要因の一つがリバウンド。2戦ともリバウンドで上回ったほうが勝利しており、GAME2では山口も7リバウンドをマーク。その面でも、彼の活躍度が重要となりそうだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・群馬(HC:水野宏太)
ハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア※特別指定
星野曹樹
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
八村阿蓮
野本建吾
菅原暉
アキ・チェンバース
並里成
ケーレブ・ターズースキー
山崎稜
ジャスティン・キーナン

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)
トーマス・ケネディ
福澤晃平
浅井修伍※特別指定
多嶋朝飛
荻沼隼佑 ※ユース育成特別枠
チェハーレス・タプスコット
中村功平
キャメロン・クラットウィグ
山口颯斗
エリック・ジェイコブセン
山口哲平 ※ユース育成特別枠
鍵冨太雅
平尾充庸
鶴巻啓太
林翔太郎
ジャワラジョゼフ

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