2023.04.06

【川崎vs横浜BC】中地区首位攻防戦…主力欠く状況でダービーを制するのはどちらか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

川崎ブレイブサンダースvs横浜ビー・コルセアーズ(@川崎市とどろきアリーナ)
GAME1:4月8日18時5分、GAME2:4月9日16時5分

 中地区首位の川崎ブレイブサンダースは前節、マット・ジャニングマイケル・ヤングジュニアが欠場したものの、信州ブレイブウォリアーズを相手に76-71の逆転勝ち。31得点のニック・ファジーカスを起点に、ディフェンスの強度を高めた第3クォーターで25-9の逆襲に転じて、流れを引き寄せた。

一方、同2位の横浜BCは前節、サンロッカーズ渋谷に82-72で勝ちきった。河村勇輝パトリック・アウダなどを欠きながらも、チャールズ・ジャクソンが34得点、デビン・オリバーも27得点と、そろってBリーグキャリアハイを更新。森井健太は先発で奮闘し、チームで速攻から19得点を挙げた。

 そんな両チームはゲーム差「1」で、今シーズン3度目の“神奈川ダービー”を迎える。勝敗のカギは、トランジションとリバウンドになるだろう。過去2戦、第8節は川崎がリバウンドで14本を上回り、横浜の速攻を10点に抑えて98-60で制したが、第24節は横浜がリバウンドを6本差に縮め、速攻から20点を奪って81-78でリベンジした。

川崎はジャクソンやオリバーといった走れるビックマンに得点を与えないためにも、ディフェンスの戻りを徹底したい。ジャニング不在の可能性が高い攻撃では、3試合連続で2ケタ得点を挙げる納見悠仁の活躍がカギになる。ファジーカスの起用法も、試合の流れを左右しそうだ。

 対する横浜は、負傷の河村が全治4週間程度と発表されているだけに、今節も森井の頑張りは必要不可欠。前節はフィールドゴール成功がなかっただけに、得点でもチームを盛り立てられるか。さらに、オリバーとジャクソンの2メンゲームが機能すれば、川崎攻略に弾みがつきそうだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
マイケル・ヤングジュニア
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
納見悠仁
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
ジョーダン・ヒース

・横浜BC(HC:青木勇人)
パトリック・アウダ
河村勇輝
赤穂雷太
森川正明
チャールズ・ジャクソン
大庭岳輝
デビン・オリバー
森井健太
キング開
松崎裕樹
須藤昂矢
エドワード・モリス

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