2023.05.11

【千葉Jvs広島】初の3冠まで“あと6勝”の千葉J…広島の爆発力を抑え、第一関門突破なるか

フリーライター

千葉ジェッツvs広島ドラゴンフライズ(@船橋アリーナ)
GAME1:5月13日15時5分 GAME2:5月14日15時5分 GAME3:5月15日19時5分 ※2戦先勝方式

 今シーズンのB1最高勝率と最多勝利数、さらには連勝記録でも新記録を樹立した千葉ジェッツ。ジョン・パトリックヘッドコーチ新体制となり、シーズン中はケガ人が相次いだなかでも天皇杯と東地区を制し、抜群の強さを発揮した。そんな栄えはる記録が、ここから先は意味を持たないことも重々理解していることだろう。史上初の3冠へ、あと6勝。まずは船橋アリーナに広島ドラゴンフライズを迎え撃つ。

 昨シーズンの大型補強が実を結び、広島は初の「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」へ踏み入れた。今シーズン開幕前にもドウェイン・エバンスケリー・ブラックシアー・ジュニアといった即戦力を獲得。2月にはリーグ最長身のカイ・ソットとも契約合意を果たした。

 広島はまず、チャンピオンシップに出場する8チームで最も劣っているリバウンドをどうカバーするかが求められる。そのため、220センチを誇るソットの奮起は必須となるだろう。千葉Jの堅守を破るには、爆発力と飛び道具も必要だ。辻直人には周りを活かすことよりも、まずは自らの3ポイントシュートで勢いづけることを優先してほしい。

 昨シーズンは本拠地でのクォーターファイナルで敗退した千葉Jとしても、広島戦が高い壁であることは間違いない。レギュラーシーズン同様、攻めるようなプレッシャーディフェンスと球際の強さで流れを手繰り寄せられるか。なかでも相手の軸を担う辻、エバンスへの警戒を強め、船橋アリーナを熱狂の渦に包みたい。

文=小沼克年

■ロスター
・千葉J(HC:ジョン・パトリック)
富樫勇樹
小川麻斗
ヴィック・ロー
高橋克実 ※特別指定
二上耀
西村文男
大倉颯太
佐藤卓磨
ギャビン・エドワーズ
ラシードファラーズ
荒尾岳
原修太
ジョン・ムーニー
クリストファー・スミス
米山ジャバ偉生

・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
カイ・ソット
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ

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