2023.06.05

信州が新B1参入目指し経営体制を刷新…長野市2000万円出資「地域経済活性化が期待」

新B1参入を目指し信州ブレイブウォリアーズが経営体制を刷新
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 6月5日、B1リーグの信州ブレイブウォリアーズを運営する『株式会社NAGANO SPIRIT』は、同日付で商号を「株式会社信州スポーツスピリット」から「株式会社NAGANO SPIRIT」に変更すると同時に、代表取締役社長の変更など、経営体制を刷新したと発表した。

 クラブとして見据えるのは、2024年10月に開始される“新B1”(2026年からスタート)参入への初回審査。ホームアリーナとして利用しているホワイトリングのアリーナ基準や、売上12億円、平均入場者数4000人などの基準をクリアし、大改革を進めるB1ライセンスの取得を目指す。

 今回は運営会社の変更に伴い、木戸康行氏(56)が代表取締役社長に就任し、長野市の松山大貴副市長(48)も取締役として経営陣入りした。地元との関係を強化するなかで、新たに市から2000万円の出資も受け、既存株主も含め7000万円の増資を完了。資本金は1億7505万円から2億4505万円へと増加した。

 長野市の荻原健司市長は、「(株式会社NAGANO SPIRITが)本市の政策の一つである『スポーツを軸としたまちづくり』の推進に大きな役割を果たしていること、また信州ブレイブウォリアーズの新B1リーグ参入による地域経済活性化が期待されることから出資をしました」と出資を決断した理由を説明。Bリーグの改革とともに、市も一体となってクラブをサポートする意志を表明した。

 また、新たに代表取締役社長に就任した木戸氏は、「新B1リーグ参入への挑戦は容易ではありませんが、選手、コーチ、スタッフ、そして地域の皆さまとともに、強固なパートナーシップを築き上げ、地域貢献に全力を尽くし、情熱と決意を持って日々努力を重ねてまいります」と所信表明した。

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