NBA入りを目指す広島のカイ・ソット、オーランド・マジックでNBAサマーリーグに挑戦

オーランド・マジックの一員としてNBAサマーリーグに挑戦するソット（中央）[写真]＝B.LEAGUE

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

　6月23日、広島ドラゴンフライズのカイ・ソットが今夏に開催される「NBAサマーリーグ2023」において、オーランド・マジックの一員としてプレーすることが報じられた。現地メディア『CNN Philippines』などが伝えている。

　220センチ105キロの体格を誇り、世代別を含めたフィリピン代表の経験を持つソット。5月には2023－24シーズンの選手契約を広島と締結していたが、NBAチームとの契約オプションも付与されており、岡崎修司ゼネラルマネージャーはサマーリーグ挑戦の可能性を明言していた。そのため、ソットについては9月に去就を含めた正式なアナウンスがされる予定となっている。

　NBAサマーリーグは毎年夏頃に開催されるトーナメント戦で、リーグ入りから日が浅いルーキーやNBA入りを目指すプレーヤーなどが多く参加する。今年はカリフォルニア、ソルトレイクシティ、ラスベガスで開催予定であり、マジックが参戦する『NBA 2K24 サマーリーグ』は現地7月7日から17日にわたって行われる。

　ソットの代理人を務めるトニー・ロンゾーン氏は『CNN Philippines』の取材に応じ、今後の発表についてコメントしている。

「NBAラスベガス・サマーリーグにおいて、オーランド・マジックで自身のスキルを披露する機会を得たことで、カイはとても興奮しているよ。彼はエリートとの戦いで、プレーを向上させている。フィリピンの旗のもと、カイ・ソットの旅は続いていくよ」

　同メディアによると、ソットはここ数週間でユタ・ジャズ、ダラス・マーベリックス、ニューヨーク・ニックスのトレーニングキャンプに参加している模様。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のフィリピン代表候補にも選出されており、この夏はソットにとってチャレンジの続く日々となりそうだ。