2023.11.03

国内バスケを支えてきた“バスライ”の裏側明かす…島田チェアマン「全てのサービスが当たり前ではない」

『島田のマイク』第157回が配信
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 11月2日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第157回が配信され、国内のバスケットボールを幅広く配信している配信サービス『バスケットLIVE』について語った。

 ソフトバンク株式会社が運営する『バスケットLIVE』は、B1とB2の全試合をオンライン配信している国内唯一のサービスで、男子プロのみならず女子バスケットボール(Wリーグ)やアマチュアカテゴリーまでカバーする圧倒的なコンテンツ量が魅力の一つ。

 今年9月に視聴プランの変更が発表され、月額550円と年額プラン5500円の2パターンでのサービス提供を開始。さらに、今月中(2023年11月まで)は、無料でB1・B2リーグ見放題のキャンペーンを展開している。

 島田チェアマンは「この金額が高いか安いかの感覚は人それぞれだと思いますけど、スポーツのテレビ中継が減ってきて、オンライン有料視聴がスタンダードになっているなかでこの価格というのは、かなり抑えていただいている」と、新プランの印象を語り、「B1とB2、アマチュアでの配信クオリティの差はありますけど、皆さんが想像している以上の金額が試合配信にかかっている。それを全額負担していただいているのがソフトバンクさんなんです」と、Bリーグ創設時からトップパートナーとしてバスケ界を支えてきたソフトバンク社にもあらためて謝辞を述べた。

 これまでは『Yahoo!プレミアム』の会員特典として『バスケットLIVE』が視聴できていたことから、一部ファンの間では“新プラン=有料化”というネガティブな見方をする声も上がっていたが、島田チェアマンは「本来はこの価格の数倍にしないと採算を取れない位の金額。皆さんが少しでもバスケットボールを視聴しやすい環境をつくりたいということで、採算が厳しい中でもやっていただいた」と背景を明かした。

 また、一般論として「全てのサービスが当たり前ではない。採算性が極端に難しくなってしまった場合には、会場に行かないと試合を見られなくなったり、配信のクオリティが低下することにもつながりかねない」とも話し、「ハイクオリティなライブ配信視聴を続けていくためにも、バスケットボールファンを増やし、試合会場にも足を運んでいただき、気軽に『バスケットLIVE』を見られる環境を作ってもらえているソフトバンクさんへの感謝の気持ちもあるので、どんどん『バスケットLIVE』の視聴者を増やしていきたい」と、国内バスケットボールファンに新プラン加入を呼びかけた。

 そして、最後には「私からお伝えしたいのは、支えてくださっている裏側を詳らかにすることによって、制作スタッフやソフトバンクさんの熱量が一人でも多くのファンの皆さんに伝わってくだされば」ともコメント。バスケ界を応援するファミリーとして、今後もBリーグファンが『バスケットLIVE』とともにバスケライフを送ることを願った。

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