2023.11.08

河村勇輝が敵将も脱帽の2戦連続30点超え…HC離脱の横浜BCは延長戦の末に惜敗

横浜BCの河村勇輝[写真]=B.LEAGUE
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 11月8日、B1中地区の横浜ビー・コルセアーズが敵地で三遠ネオフェニックスと対戦し、93-94で敗戦。日本代表の河村勇輝はゲームハイの35得点を挙げたが、2連勝とはならなかった。

 開幕から12試合連続で先発出場した河村は、前節の仙台89ERS戦と同様に厳しいマークを受ける場面もありながら、随所に持ち味を発揮した。第1クォーター残り2分14秒に鋭いドライブから一時逆転となる松崎裕樹の3ポイントをアシストすると、第2クォーターには2ケタ得点に到達。前半だけで11得点5アシストとチームをけん引した。

 後半に入ると、不発だった3ポイントも沈め、ビハインドの苦しい時間帯で3点プレーを決めるなど、チームを救うプレーを幾度となく披露。気づけば34得点を挙げた5日・仙台戦に続き、2試合連続の30得点超えをマークしていた。

 横浜BCは、この試合前に青木勇人ヘッドコーチが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けるアクシデントに見舞われ、山田謙治アシスタントコーチ兼アシスタントゼネラルマネジャーが急きょ指揮を執ることに。万全の状態ではなかったが、第4クォーターに最大10点ビハインドを追いつくなど、好調な三遠相手に善戦を演じた。

 しかし、オーバータイムまでもつれた大激戦の最終盤は、ラストオフェンスを託した河村のシュートが外れ敗戦。あと一歩及ばず、最終スコア93-94で敗れた。

 河村は35分14秒の出場で、35得点6アシスト3スティールの成績。得意の3ポイントは11本中2本の成功にとどまったが、試合の総括を求められた敵将の大野篤史HCが「河村くん、すごかったです」と、試合直後のインタビューで称えるほどの存在感だった。

■試合結果
三遠ネオフェニックス 94-93 横浜ビー・コルセアーズ
三遠|23|19|25|18|9|=94
横浜|24|15|20|26|8|=93

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