2023.11.10
11月5日、ゼビオアリーナ仙台でB1リーグ第6節が行われ、横浜ビー・コルセアーズがアウェーで仙台89ERSと対戦。クラブは選手のコメントを公式サイトをとおして伝えている。
第1戦を落としていた横浜BCは、44-34とリードして後半へ突入。しかし、第3クォーターで同点にされると、第4クォーター終盤には仙台にリードを許す苦しい展開となる。それでも、試合残り2秒に、杉浦佑成のオフェンスリバウンドから河村勇輝がタフな同点3ポイントを沈め、試合はオーバータイムへ。
河村は延長戦でも3ポイントにアシストと存在感を発揮。さらに、試合残り23秒の場面ではミドルレンジから逆転のジャンプシュートを決め切り、最後は横浜BCが87-84で激闘を制した。
「第1戦は、駆けつけてくれたファン・ブースターの皆さん、画面越しから応援してくれた皆さんに本当に申し訳ない試合をしてしまいました。チームとして、もっともっとアグレッシブにやることが大事なんだと話し合い、戦術以外のエナジーの部分で負けないように臨みました」
試合後にそう語った河村は、第2戦で5本の3ポイントを含む34得点1リバウンド7アシスト1スティールと大車輪の活躍。第1戦で54-85の大敗を喫した横浜BCは、エースだけでなく計5選手が2ケタ得点を挙げ、連敗を「2」でストップさせた。
「気持ちの部分が大きかったと思う」とクロスゲームを制した要因を語った河村。オーバータイム終盤で決めた逆転弾については、「チームメートが信頼して僕にボールを預けてくれました。最後のシュートが僕だったというだけで、みんなの想いが乗ったシュートでした。勝利で終われて本当に良かったです」と心境を語り、チーム全員でつかんだ勝利であることを強調した。
10月29日の広島ドラゴンフライズ戦では25点差、仙台との第1戦でも31点差と、苦しい連敗を喫していた横浜BCだが、エースが勝負強さを発揮したこともあり、チームとして見事なバウンス・バックを見せた。
次節、8日水曜日の相手は、中地区のライバルでもあり、今シーズン好調な三遠ネオフェニックス。アウェーでの戦いは厳しいものが予想されるが、この試合のような高いエナジーを保てれば、勝利も見えてくるはずだ。
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