2023.11.04

川崎のファジーカスが史上2人目の快挙…現役ラストイヤーに通算1万4000得点に到達

島根戦に先発出場した川崎のファジーカス[写真]=B.LEAGUE
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 11月4日、B1中地区の川崎ブレイブサンダースに所属するニック・ファジーカスが、国内リーグ史上2人目となる個人通算1万4000得点を達成した。

 前日の第6節第1戦で11得点をマークし、Bリーグ創設前も含め通算13988得点としていたファジーカスは、4日の島根スサノオマジック戦にも先発出場。第1クォーターだけで9得点を挙げると、第2クォーター残り3分9秒にこの試合1本目の3ポイントシュートを決めて節目の記録に到達。昨シーズンにマイケル・パーカー群馬クレインサンダーズ)が達成して以来、日本国内のトップリーグでは史上2人目の大記録誕生となった。

 現在38歳のファジーカスは、Bリーグ創設前の2012年に来日し、川崎の前身である東芝ブレイブサンダースに入団。2016年に創設されたBリーグでは初代得点王とMVPに輝き、その後もリバウンド王1回、レギュラーシーズンベストファイブに5回選出されるなど、リーグ屈指のビッグマンとして川崎をけん引してきた。

 2023-24シーズン開幕直前の9月16日に、シーズン終了後の現役引退を表明したが、「トッププレーヤーのまま引退したい」との言葉通り、3日終了時点で今シーズン4度のダブルダブル、平均16.6得点8.3リバウンド4.1アシストと衰え知らず。

 前人未到のB1通算9000得点(※3日終了時点で8955得点)も視野に入るなか、また一つ大記録で国内バスケ史にその名を刻んだ。

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