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三遠を退団したサーディ・ラベナがBCドバイと契約…欧州ABAリーグに参戦する新興クラブ

三遠の主力として活躍してきたサーディ・ラベナ[写真]=B.LEAGUE
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 7月30日、アラブ首長国連邦のドバイバスケットボールクラブ(BCドバイ)が、B1リーグの三遠ネオフェニックスから自由交渉選手リストに公示されていたサーディ・ラベナと、1年契約に合意したと発表した。

 フィリピン出身で現在27歳のラベナは、189センチ93キロのシューティングガード。2020-21シーズンからBリーグで導入されたアジア特別枠制度の1人目の選手として三遠に加入すると、“フィリピンの至宝”とも称されてきた能力を遺憾なく発揮してきた。

 在籍4年目だった2023-24シーズンは、リーグ戦57試合に出場して1試合平均12.6得点3.0アシスト5.0リバウンドをマークし、クラブ史上初の地区優勝に貢献。レギュラーシーズンで優秀な成績を収めたアジア特別枠選手を表彰する「アジア特別賞」の第1号受賞選手にもなった。

 新天地となるBCドバイは今年誕生した新興クラブで、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロ、セルビア、スロベニアといった東欧のクラブで構成される「ABAリーグ」に参戦することが決まっていて、同クラブはラベナを「ヨーロッパでプレーする初のフィリピン人選手」と紹介。今回の契約は1年契約で、1年間の契約延長オプションが付いているという。

 ラベナは5月24日に三遠との契約満了が発表された際に、「自分を温かく迎え入れてくれたクラブに感謝しています。激動の4年間でしたが、このチームでプレーできて幸せでした。ブースターの皆さん、フェニックスに関わる皆さん、本当にありがとうございました」と、クラブを通じてコメント。

 今回の移籍先決定に伴い、クラブは公式Xアカウント(@NEO_PHOENIX)にて、「どんな時も持ち前の明るさで周りに元気を与え、アグレッシブなプレーでチームを鼓舞してくれました。ラベナ選手への感謝の気持ちと共に、新天地での更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます」と、メッセージを送っている。

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