2021.06.23
昨年10月に開幕したBリーグ2020-21シーズン。新型コロナウイルス感染拡大の影響も不安視されたが、おおむね順調に日程を消化し、終盤に差し掛かりつつある。B2では各チーム44~47試合を終えた。シーズンは60試合が予定されているため、おおよそ8割を消化したことになるのだが、平均得点やリバウンドなどの個人成績はどうなっているのか。ランキング形式で振り返っていく。
※各成績は2021年3月17日現在のもの
前半戦終了時点ではマーク・トラソリーニとエリック・ジェイコブセンが1位に立っていたが、約8割を終了してランキングが大きく変動し、アンドリュー・ランダルがトップに輝いた。大阪エヴェッサを退団後、シーズン途中に山形へ入団したランダルは、自慢の機動力を武器に得点を量産。1月9日熊本ヴォルターズ戦で記録した34得点を筆頭に、チームの得点源として活躍している。
前半戦終了時点でもトップだったバッツが現時点でもランキングトップを譲らず。208センチ134キロという横綱級の体格を生かしてリバウンドを奪取。1月27日茨城ロボッツ戦ではキャリアハイとなる25リバウンドを記録するなど活躍を続け、越谷のゴール下に君臨している。
石川海斗が前半戦終了時に引き続き、アシストランキングで1位に。Bリーグ史上最速で通算1500アシストを記録した石川は、とどまることなくアシストを量産。2位と約2.0本差と圧倒的な成績を残しているため、このままいけば2年連続のアシスト王も確実か。
ブロックランキングは僅差でシェイク・ムボジがトップに輝いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でチームへの合流が遅れるも、合流後は全試合でスタメン出場。平均16.0得点という攻撃面もさることながら、リムプロテクターとしても活躍。3月14日のライジングゼファー福岡戦では5ブロックを記録し、西宮のゴール下を支えている。
前半戦終了時にスティールランキングでトップに立っていたマイケル・パーカーが、今回も引き続き1位に。昨年12月に39歳の誕生日を迎えたが、衰えることなく攻防両面でチームに貢献。読みの鋭さでボールを奪い、確実に得点へつなげている。
昨年まで島根スサノオマジックで活躍し、今シーズンから佐賀へ加入した相馬卓弥が現時点での3ポイント成功率王となった。シーズン序盤は思うように決まらなかったが、尻上がりに調子を上げてきた。1月2日のアースフレンズ東京Z戦で10分の8という驚異の確率で3ポイントシュートを沈めるなど好調で、西地区3位というチームの躍進に貢献している。
熊本の若きポイントガードが、現時点でのフリースローランキングの1位に輝いた。過去2シーズンはほとんど出場時間を得られなかったが、今シーズンはここまで45試合に先発。自身にとって飛躍の年となった。シュートも高確率で決めており、3ポイントシュートはランキング外だが成功率42.5パーセントを記録。フリースローはB2唯一の90パーセント越えを誇っており、今後の活躍に期待が高まる。
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