2022.06.10
5月7日、「B2 PLAYOFFS 2021-22」のクォーターファイナルが開催され、東地区2位の仙台89ERSは同3位の福島ファイヤーボンズとの第1戦に臨んだ。
ティップオフ直後のジャスティン・バーレルの得点を皮切りに、9-2のランを出した仙台は、さらに神里和などが追加点を挙げ、リードを拡大。第1クォーター終盤には福島の水野幹太にやり返され、点差を詰められるも、14-11と優位に立ってこのクォーターを終えた。
しかし、第2クォーターでは開始から連続でスコアされ、早々に逆転を許してしまう。さらに、福島のジェイソン・ウォッシュバーンの攻撃を止められず、苦しい展開となるが、仙台はバーレルらがやり返して点差を縮め、前半終盤には田中成也がブザービーターのバスケットカウントを成功。これで同点に追いつき、29-29で試合を折り返した。
後半に入ると、前半終盤の勢いをそのままに岡田泰希らが攻勢を仕掛け、仙台が一気にリードを奪取。さらに、片岡大晴やバーレルもその流れに乗って点差を拡大し、第3クォーター残り2秒にはバーレルのシュートでついにリードを2ケタに。58-48で最終クォーターに突入した。
10点差で迎えた第4クォーターでは、バーレルがインサイドで気を吐き、追いつきたい福島を突き放す。試合残り5分を切ると、福島もギアを上げ、一時は4点差まで詰め寄られる場面もあるが、バーレルや寒竹隼人、月野雅人らの要所のスコアで逆転には至らない。結局、仙台はそのまま逃げ切り、80-74で白星を挙げた。
仙台はバーレルが30得点と圧巻の活躍をマークしてチームをけん引、重要な一戦で勝利に導いた。対する福島はアレックス・マーフィーを筆頭に4選手が2ケタ得点を挙げるなど奮闘したが、バーレルを止められず、悔しい敗戦となった。
■試合結果
仙台89ERS 80-74 福島ファイヤーボンズ(@ゼビオアリーナ仙台)
仙台|14|15|29|22|=80
福島|11|18|19|26|=74
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