2024.11.26
11月21日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)が、『FIBAアジアカップ2025予選Window2』でモンゴル代表(同108位)に93-75で勝利した。トム・ホーバスヘッドコーチ(HC)は、追加招集でチーム最多得点を挙げた西田優大(シーホース三河)の活躍に笑顔で賛辞を述べた。
西田は当初の日本代表合宿メンバーから外れていたが、コンディション不良による辞退者続出に伴い急きょ合流。21日のモンゴル戦に先発出場すると、前半から主力選手の一角として6得点9リバウンドと奮闘。第4クォーターには、4分間で3ポイント5本成功と止まらず、27分45秒のプレータイムで21得点12リバウンド、3ポイント成功率87.5パーセント(7/8本)の大暴れを見せた。
試合後にコート上で受けたインタビューでは、「チームメートがパスを回してくれたので、打ちきれて良かったなと思います。ダブルダブルは初めてなので、代表戦で達成できて良かったです」と語り、喝采を一身に浴びた。
ホーバスHCは今回のウィンドウを新戦力発掘の機会ともしており、ホーバス体制で長らく招集されてきた西田については、「彼のバスケは知っている。他の選手を見たい」と招集外となった理由も公に語っていた。それでも試合後の会見では、「2年前に西田選手が爆発したゲームがあったじゃないですか。うれしい。チームにとっても優大にとってもうれしいです」と、2022年2月のワールドカップ予選で27得点を挙げたことも振り返りながら、この日の活躍に笑みを浮かべた。
西田は昨夏の『FIBAワールドカップ2023』で日本代表が快進撃を見せるなかベンチを温める日々が続き、『パリ2024オリンピック』では悔しいメンバー外。今回の代表活動も追加招集での参加だった。指揮官は決して穏やかではなかったであろう西田の心中を推し量りつつ、その躍動ぶりに「うれしい」「良かった」と連発。「彼は本当にいい人で、チームのために何でもやります。だから本当に良かったと思います」と鬱憤を晴らす活躍を祝福した。
アジアカップ予選3連勝とした日本は、24日にアウェーでグアム代表(同80位)と対戦。この試合で勝利すれば、アジアカップ本大会とワールドカップ1次予選への出場権を手にする。
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