2019.12.24

初戦を大勝したものの、「ターンオーバーが多い」と桜花学園の井上コーチ

初戦に勝利を挙げた桜花学園の平下は、試合内容に反省しきりとなった[写真]=伊藤 大允
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「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の2日目は、女子2回戦が行われ、武蔵野の森総合スポーツプラザにはシード校が登場した。

 夏のインターハイを制し、第1シードで臨む桜花学園高校(愛知県)は、広島観音高校(広島県)と対戦。試合は、出だしこそ広島観音にシュートを決められたものの、第1クォーターで30―15とリードを奪う。そのまま前半は64-30で終了。バックアップメンバーを中心に戦った後半でも広島観音を圧倒し、最後は117-69で大勝した。

 しかし、指揮を執る井上眞一コーチは、相手の得意とする3ポイントシュートに対して警戒していたのにも関わらず「30本以上打たれている」と試合内容には不満顔。さらに「3年生がターンオーバーばかり。3年生のミスを下級生がカバーしている。これではウインターカップの優勝はない」と一喝した。

 その3年生でキャプテンを務める平下愛佳も「私と岡本(美優)がターンオーバーが多くて、あまりいいゲームができなかったです」と反省のコメント。それでも、「どんどんと試合は続いていくので、明日のゲームにしっかりと臨めるように気持ちを切り替えないといけないと思います」と語った。

桜花学園のセンター・アマカは33得点19リバウンドを記録した[写真]=伊藤 大允

 明日(25日)の3回戦は、開志国際高校(新潟県)と明成(宮城県)との勝者とベスト8入りを懸けて対戦する。「アマカ(オコンクウォ・スーザン・アマカ)に頼り過ぎて昨年は負けているので、頼り過ぎずに外回りがしっかりドライブやジャンプショット、3ポイントシュートで攻めるようにしていきたいです」と、平下は3回戦に向けて気を引き締め直していた。

文=田島早苗

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