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23日に開幕した「SoftBank ウインターカップ2021 令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会」。昭和学院高等学校(千葉県)は1回戦で高知中央高等学校(高知県)と対戦し、75-74で激戦を制した。
試合後、チームハイの23得点をマークした昭和学院の田嶋優希奈がインタビューに応じた。「第4クォーターまでずっと10点ぐらい(点差が)開いた状態だったんですけど、最後は逆転することができてほっとしてます」とゲームを振り返った。
相手にリードを許した第1クォーターについては、「出だしがずっと自分たちの課題で、そこを直せずに大会に入ってしまったんですけど、焦りはしなかったです」とコメント。ベンチや応援席を含め、全員が最後まであきらめなかったことが逆転につながったと語った。
残り2秒には逆転弾となった1年生の殖栗佳穂の得点をアシスト。よく見ていましたとの言葉には、「決めた方がすごいです。1年生も3年生に負けないよう努力していたのを見てきたので。信用してパスを出しました」と、下級生をねぎらった。
初戦に臨むにあたって、田嶋は第4クォーターで走り切ることを意識したとコメント。「(第4クォーター開始時に)逆転できる点差だったので、絶対勝って次に進む気持ちで入りました」
昨年のウインターカップでは、ベスト4をかけた試合で惜しくも高知中央に敗れた昭和学院。「組み合わせが決まった時から意識して練習してきました。相手のガードにかき乱されないことを意識しました」と話し、見事雪辱を晴らすに至った。
「チャレンジ精神を持って、出だしから受け身にならずに積極的に攻めていこうと思います」と、次戦についての意気込みを語った田嶋。接戦を制した昭和学院は、次戦で倉敷翠松高等学校(岡山県)と対戦する。