2021.06.27

第3Qに停滞も終始リードを保った日本代表…イランに26点差大勝

司令塔としてゲームをコントロールした富樫(右)[写真]=加藤誠夫
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 男子日本代表は27日、岩手県の奥州市総合体育館(Zアリーナ)にて行われたイラン代表との国際強化試合3戦目に臨んだ。

 23日の国際強化試合2021(宮城大会)では85-57と快勝した日本だが、25日に行われた国際強化試合2021 第2戦(岩手大会)では、終盤まで粘ったものの相手に逃げ切られ、67-72で惜敗する結果となった。この第3戦では、スターティング5は富樫勇樹千葉ジェッツ)、安藤周人名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、金丸晃輔シーホース三河)、竹内譲次アルバルク東京)、ギャビン・エドワーズ千葉ジェッツ)という顔ぶれとなった。

 エドワーズのバスケットカウントで先制に成功した日本は、金丸、エドワーズが立て続けに3ポイントシュートを沈め、リードを獲得。さらに途中出場のライアン・ロシター宇都宮ブレックス)を中心に攻撃を組み立て、26-17と優位を保って第1クォーターを終える。

 9点差をつけて迎えた第2クォーターでは、互いにシュートがリングに嫌われ、こう着した試合展開となる。しかし、中盤に富樫が3ポイントシュートを決めて重い空気を断ち切ると、日本は足を使ったディフェンスで相手の攻撃を封じつつ、さらに竹内譲次張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が連続で外角のシュートを沈め、精彩を欠くイランを42-22と突き放してハーフタイムへ。

 スターティング5の竹内譲次、金丸に加え、辻直人(川崎ブレイブサンダーズ)、ベンドラメ礼生サンロッカーズ渋谷)、ロシターというラインナップで迎えた後半では、スタートから攻撃でミスが続いて流れを譲ることに。日本は富樫のゲームメイクで逆転こそ許さないもののスコアが停滞する時間が長く、第3クォーターで7-19と点差を詰められて最終クォーターへ。

 49-41で迎えた第4クォーターでは、張本の3ポイントシュートで幸先良いスタートを切ると、その張本と交代した金丸もシュートを連続でねじ込み、再びリードを広げる。その後、竹内公輔宇都宮ブレックス)、安藤周人のアウトサイドシュートでペースを握った日本は、さらに安藤誓哉アルバルク東京)などの得点で試合を有利に進め、大差をつけてタイムアップ。76-50で日本が大勝を収めた。

 この試合で、日本は張本が15得点とチームトップの数字を記録。また、エドワーズ、金丸、安藤(周)も2ケタ得点をマークし、第2戦での惜敗の悔しさを晴らす勝利となった。

■試合結果
日本 76-50 イラン(@奥州市総合体育館[Zアリーナ])
日本|26|16|7|27|=76
イラン|17|5|19|9|=50

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