2021.07.01
6月27日、男子日本代表は国内で行われるイラン代表との3連戦3戦目を迎え、最終スコア76-50で快勝を収めた。結果としてFIBAランキング23位と格上のイランを相手に、2勝1敗と勝ち越すことに成功した。
試合後にメディアの取材に応じたフリオ・ラマスHCは「今日はすごくいい内容の試合ができました。すごく我々の理想としている内容に近かったと思います」と試合を振り返った。また、反省点としては「相手にオフェンスリバウンドを39パーセントも取られたという事実は改善しなければいけない」とコメント。それでも、「アシストでもすごくいいパーセンテージを出せたことは評価点だと思う」と全体としては良い手応えを感じている様子を伺わせた。
オリンピックに向けて、現在チームはオフェンスとディフェンスの新たなシステムを構築している段階だが、八村塁をはじめとする海外組の選手が合流前ということもあり、その完成度についてラマスHCは「まだ分からない」と話した。その一方で「ただこの3試合を経て、チームは良い方向に向かっていると断言できます」とポジティブなコメントを残した。
「これから沖縄に移動となりますが、その期間が一番重要な期間だと思いますので、そこでこのチームがどう成長していくのかが今後の我々の方向性を左右する」と話したラマスHCは、今後合流する馬場雄大や渡邊雄太に期待する点についても以下のように言及した。
「馬場雄大と渡邊雄太が今後合流するなかで、ほかのペリメーターは3ポイントのシチュエーションが多くなるというのを私は理想としています。馬場と渡邊はもちろん3ポイントの能力もありますが、それよりもドライバーとしての能力を買っているので、それで周りのペリメーターがフリーになるチャンスで3ポイントを打ってもらう。やはり3ポイント能力が高い選手は空いたスペースにいるだけでも脅威ですし、このチームが機能するためには必要なピースだと思います」
この試合では張本天傑が4本、安藤周人と金丸晃輔がそれぞれ3本の3ポイントを決めている。目前に迫る東京オリンピックに向けて、高精度の3ポイントシューターを求めるラマスHCは最終的にどのようなメンバー選ぶのか。7月初旬に沖縄で行われるハンガリー代表、ベルギー代表、フィンランド代表との3連戦ではペリメーターを主戦場とする選手たちの3ポイント精度に注目が集まる。
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