2021.07.17
バスケットボール男子日本代表は25日、岩手県の奥州市総合体育館(Zアリーナ)にて行われたイラン代表との国際強化試合の2戦目に臨んだ。この試合で、日本はFIBAランキングで格上であるイランに対し何度も追いつくなど奮闘したが、最終的に逃げ切られる形となり、67-72で惜しくも勝利を逃した。
試合後の記者会見に臨んだギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ)は、「向こう(イラン代表)は素晴らしい試合をしましたし、非常にフィジカルにやってきたと思います」と苦しい展開となった試合を振り返った。
代表でのプレー経験が少ない同選手は、他のメンバーとの連携について問われると「(オフェンスでは)いい方向に向かっているという手応えはあります」と好感触を示唆した。さらに「ほとんどの選手が違うチームからやってきて今まで一緒にプレーしたことがなく、それぞれのチームでディフェンスのスキームが違ったり、考え方が違う中で、今新しいシステムをやっているので、そこに対して全員が慣れようとしている」と守備面での向上も感じているという。
また、ここまでの強化試合で前半にファウルがかさんでいたことについては「練習で今ディフェンスの新しいルールだったり、そこに対して練習をしている」とした上で「初めはちょっと手を使いすぎていて、コーチラマスから『体をまず使え』というふうに指導されて、今そこに調整をしてきているので、いい方向に向かっているのかなと思います」と改善をうかがわせた。
一方、ライアン・ロシター選手(宇都宮ブレックス)との代表内でのポジション争いについて聞かれると「間違いなく1つのスポットを競争しているという意識でやっていますが、できることはコートに出て、自分のベストのパフォーマンスを出すこと、そしてチームのために自分が何ができるのかというところでベストを尽くすことが大事だと思っています。その中で、選ばれるように頑張っています」と、チームを最優先にプレーしていることを語った。
男子日本代表は、6月27日(日)15時より、岩手県の奥州市総合体育館(Zアリーナ)にてイラン代表との国際強化試合の3戦目を戦う。この試合の中でエドワーズ選手がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目したい。
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